Hanacell

Vol.7
犬と一緒に旅に出よう!

ホテルの大きなベッドが大好きなジェイク。次はどこに行く?
ホテルの大きなベッドが大好きなジェイク。次はどこに行く?

ジェイク、ライン川の旅に出る

ドッグトレーニングも兼ねて、ジェイクと一緒にレストランやデパートなどに一通りお出掛けしてみたところで、友人から「電車でリューデスハイムに行ってライン川で船に乗りませんか?」という日帰り旅のお誘いが。訓練の成果か、留守中の吠えはだいぶおさまっていましたが、長時間留守番させるのは心配なので思い切ってジェイクも連れていくことにしました。

デュッセルドルフ中央駅からICに乗り、私鉄に乗り換え、ライン川の観光フェリーに乗るという、ジェイクと私にとって初めてのことばかりの旅程です。完璧な準備で臨むことにしました。まずは切符の予約。人間の切符はインターネットで安く購入できたのですが、ジェイクの分は購入方法がよく分からず、窓口で正規料金で購入しました。料金は大人料金の半額です(小型犬をペット用キャリーバッグなどに入れる場合は無料)。

ドイツ鉄道(DB)のホームページで確認すると、「犬をキャリーバッグに入れずに電車に乗せる場合、乗客の安全のため口輪とリードを付けるように」と書いてありました。生真面目な私は口輪を購入しようと思いペットショップへ。ところが、ジェイクの顔が小さく鼻ぺちゃなために、合う口輪が買えませんでした。念のためドイツ鉄道の窓口でも聞いてみたのですが、「まぁ普通はね」というなんとも曖昧な返事。でも、無いものは無いので、何も持たずに乗車し、車掌さんに何か言われるんじゃないかとドキドキ。ところが、心配をよそに何のおとがめもありませんでした。係員にもよりますが、実は意外とゆるかったようです……。

準備から気合を入れて行った旅でしたが、「電車で吠えたらどうしよう?」「船でおとなしくできるかな?」と、緊張の連続。実際、車掌さんが来ては吠え、団体客のおばさんたちに「あら、かわいい!」といじられては吠え……。そのため、ローレライも古城も何も覚えていないのです。気苦労ばかりで疲れ果て、家に帰ったらジェイクも私もぐったりソファで寝入ってしまいました。

ペットホテルと犬も泊まれるホテル

ドイツに来たばかりの頃、あるペットホテルの見学に行ったことがありました。まるでリゾートホテルのような施設で、犬用のプールや、自然たっぷりの広い遊び場があり、犬の部屋もゆったり広めです。ただ、ほかの犬と一緒に遊んだり同じ部屋で寝たりするのが苦手なジェイクには残念ながら向いていないようでした。旅行などで犬を預ける必要がある場合には、個人で犬を預かるペットシッターも多くいます。そうした人たちが登録しているWeb サイトもあり、近所に住んでいるペットシッターを見つけることもできます。

それでもやっぱり預けるのは心配という場合には、うれしいことにドイツの多くのホテルが犬の宿泊を受け入れています(宿泊の可否や規約については個別にご確認を)。日本のように「犬と一緒に泊まれる特別なホテル」ではなく、人間が泊まるホテルに一緒に宿泊することができるのです。最低限、予防接種やドッグトレーニングがされているべきですが、部屋の中では犬も家にいるようにくつろげます。ジェイクもドイツやオランダのホテルでは同室に泊まりました。私たちと一緒にホテルの部屋で優雅に(!?)くつろぎ、ぐっすりと眠っていました。


Jakeジェイクが教える!
ワンコ目線のお役立ちTipp

かかりつけの獣医さんがいると安心です
かかりつけの獣医さんがいると安心です
「犬の予防接種や病気予防」

日本では狂犬病の予防接種は1年に1回だけど、ドイツでは3年に1回なんだ。それから、蚊が発生する時期に日本で飲んでいたフィラリア予防のお薬も、ドイツでは今のところ蚊が少ないため基本的には飲まなくてもいいってボクの獣医さんは言ってたよ。でも、自然が多く公園などで犬を自由に散歩させることもあるので、定期的に「虫下し」はした方がいいんだって。ノミやダニの予防薬も獣医さんに相談すると購入できるよ。

日本とドイツでは気候や環境が違うし、温暖化で気候も変わってきているから、予防接種や病気予防については自分で判断しないで、獣医さんに相談して最新の情報を教えてもらってね!

最終更新 Donnerstag, 12 Januar 2017 11:17  
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