【1月13日 時事】昨年8月にロシア国内で毒殺未遂に遭ったロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は13日、療養先のドイツから17日にロシアに帰国することをインスタグラムで明らかにした。ロシア連邦捜査委員会は昨年12月、巨額詐欺の容疑でナワリヌイ氏に対する捜査を開始しており、帰国で緊張が高まる可能性がある。
ナワリヌイ氏は以前から回復すれば帰国する考えを示していた。同氏はインスタグラムで「私を殺すよう命じたプーチン(大統領)は私を帰らせないよう手下に指示している。私に対する新たな刑事事件を捏造している」と批判した。
毒殺未遂をめぐり、プーチン政権は関与を否定しているが、英調査報道機関ベリングキャットなどは12月、ロシア連邦保安局(FSB)が関わったと報道した。
19 Apr. 2024 1216号
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