Hanacell

法相の二重国籍導入案をめぐり与党内で論議
対象の大多数はトルコ系移民の子

ロイトホイサー=シュナーレンベルガー法相(自由民主党=FDP)が2月19日、二重国籍の導入を検討していることを表明し、論議を呼んでいる。ヴェルト紙が伝えた。

ドイツでは2000年に、欧州連合(EU)域外の外国出身者で、ドイツ国内で出生した子どもたちに、23歳まで二重国籍を認める法改正が行なわれた。ただし、23歳になる前にどちらか一方の国籍を選択しなければ、ドイツ国籍は自動的に失効することになる。この法律の対象となるのは、大多数がトルコ系移民の子どもたち。

二重国籍の導入の意義について法相は、「移民のドイツ社会への統合を支援するため」との見解を述べているが、連立パートナーのキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)からは、「二重国籍はかえって統合の妨げになりかねない」との反論が上がっている。一方、移民問題の専門家であるクラウス・バーデ教授は「ドイツで生まれ、ドイツ社会に溶け込み、高い専門能力を持つトルコ系の若者が二重国籍を認められず、『外国人』であり続ける事態を認識するべき」と述べている。

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


時事通信ニュース

Nippon Express ドイツ・デュッセルドルフのオートジャパン 車のことなら任せて安心 習い事&スクールガイド バナー

デザイン制作
ウェブ制作

ドイツ便利帳サーチ!

詳細検索:
都市
カテゴリ選択