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ケルン、大晦日の女性襲撃事件まとめ3、被害届516件に

【デュッセルドルフ 1月11日】大晦日にケルンで起こった女性襲撃事件、ケルン警察の発表によると10日時点で被害届が516件に膨れ上がった。当局は、事件の全容解剖につとめているが、例外のない大規模犯罪を前に警察への信用、難民受け入れに対する市民の視線は厳しさを増している

【大晦日の夜の事件の概要】
新年へのカウントダウンを祝う大晦日の夜、ケルンの中央駅付近でおよそ1000人の男性の集団が出没。
その中で、ドイツでは違法とされているタイプの爆竹を、民衆に向けて投げ入れるなど、嫌がらせ行為があった。それとときを同じくして、人混みを利用するかたちで、主に女性に対する犯行(窃盗や性的いやがらせ)が横行。目撃情報によると、女性を襲った人の中には、酒に酔った者が大勢おり、未成年者も含まれていたという。

1月4日朝、国内メディアで同事件の詳細が明るみ出るに従い、被害届の数も急増。1月10日時点で516件に膨れ上がった。また、同様の集団での襲撃事件が、ハンブルクやシュトゥットガルトでも確認されている。関連性については、いまだ不明。警察当局への批判は高まり、ケルン市警察のアルバース本部長が解任された。

犯人が、北アフリカやアラブ諸国出身の男性であったとの目撃情報が多数あった。警察当局が容疑者として身柄を確保したのは、31人のうち、18人が難民申請者であることがわかった。31人の国籍の内訳は、

アルジェリア(9人)、モロッコ(8人)、イラン(5人)、シリア(4人)、イラク(1人)、セルビア(1人)、米国(1人)、ドイツ(2人)

そのほか、8日に2人が逮捕されたが、その後、釈放された。16歳と23歳のモロッコとチュニジア出身の男性からは、携帯電話を押収し、捜査を行っている。

計画的な犯行であった可能性が高く、北アフリカ出身の若者グループが主犯格として容疑を掛けられている。ただし、その計画が当初から女性襲撃を目的としていたものではなく、スリなどの犯行を目論んだものである可能性も指摘されている。

【1月9日 ケルンで大規模デモ】
極右Pegida、左派勢力、女性グループらがケルン大聖堂前でデモ。一時、極右勢力と警官隊が衝突。女性グループは約500人「安心して歩ける街に」と願った。
 
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