(デュッセルドルフ 1月3日)CSUは、裁判所などの司法機関に勤める人に対して、イスラム教の習慣であるスカーフ着用の禁止を求める見解を発表した。イスラム教徒の多い難民に対して「我が国の価値基準を受け入れること」を強く要求している。
この見解は、1月初めに予定されているバイエルン州クロスター・ゼーオンでのCSU非公開会議に先立ち発表されたもの。「我々の価値観に則した統合」と題したこの見解では、「独立性と中立性を持つ司法機関は、法治国家を支える中心的な柱となるもの」として、イスラム教徒の女性が頭に着用するスカーフを、中立性と相反するものと見なしてこれを禁止するよう訴えている。また、法廷内では顔を覆い隠すニカブや、全身を覆い隠すブルカの着用を全面的に禁止することも提唱。
19 Apr. 2024 1216号
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