省エネ道路を学生が発案

1 Juni 2018 Nr.1075

ノルトライン=ヴェストファーレン州の都市、デュイスブルクにある公園「Landschaftspark Nord」には、約2.6キロにわたって夜でも灯りが必要ない自動車道が設置され、話題になっている。その仕組みのキーとなるのが道路に敷かれた特殊な化学物質が含まれたコーティング剤。このコーティング剤は、日中に太陽光を吸収し、その光を夜間に放出して輝くため、暗闇でも点灯の必要がないという。発案したのは総合学校Duisburg-Meiderichの12年生のチーム。昨年RAG財団など複数の団体が主催した、「Glückauf Zukunft!」のプログラムの一環として行われた生徒コンクールで受賞したプロジェクトに基づき実現したものだ。この独創的なアイデアのおかげで、電気を節約し環境を保護することに役立つと期待させている。