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Tue, 19 November 2024

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第41回 想像できない面白さ
~トイ・カメラに挑戦~

今回は、個性派の方々に人気のある、「トイ・カメラ」と呼ばれるカメラをご紹介します。トイ・カメラには、4連写、魚眼レンズ(超広角レンズ)、ピンホール(小さな穴から入る光だけを用いて撮影する、初期のカメラの構造を模したもの)など、様々な種類のカメラがありますが、正直、どれも仕上がりを想像するのは難しいと言えるでしょう。しかしながら、こういったカメラが写し出す少し非現実な色合いや、光漏れにより生まれる効果などが、写真をより面白くしているのも事実です。

この、「仕上がりが想像できない」ところが好まれ、「Don't think, just shoot」というモットーで作られた「Lomography」(日本語サイト: www.lomography.jp)といったインターネット上のコミュニティーなども登場しており、世界中のファンが自分の撮影した写真をアップロードして楽しんでいます。外見もカラフルなプラスチック製のものが多く、かわいらしく安価なところも、サポートされている要因でしょう。

今回使用したのは、4連写ができるもの(写真1)と、魚眼レンズのカメラ(写真2)です。

普段と違った面白さを求める方は、現像されるまでどう写っているかが分からないトイ・カメラを、一度試してみてはいかがでしょうか。

写真1

4連写カメラ:
時間差で4つのレンズのシャッターが順次切れるため、動きのある物を撮影すると4枚それぞれ違う画像に仕上がる

写真2

魚眼レンズ・カメラ:
レンズ表面が丸みを帯びているため、通常のレンズより広い範囲が写り込む。画面の四隅は暗くなる

 

前川 紀子: 滋賀県出身、1998年よりフリーランスに。以後フード専門カメラマンとして食の専門誌やレシピ本を中心に仕事をする。2007年に渡英、08年よりロンドン在住。
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