「裏切り行為」: 福島事故から14年、日本が原発依存を最大化へ政府が新たなエネルギー戦略を発表
‘An act of betrayal’: Japan to maximise nuclear power 14 years after Fukushima disaster
「ガーディアン」紙(電子版)は12日、福島第1原発事故から14年が経過し、日本政府は原子力発電の依存度を減らす方針を撤回し、最大限活用する方針に転換する見通しだと伝えた。
記事によると、経済産業省の新たなエネルギー戦略の草案では、これまで言及されていた原子力エネルギーへの「依存度を下げる」という記述が削除され、代わりに2040年までに30基の原発をフル稼働させ、総発電量の20パーセントを担うとしている。一方で、再生可能エネルギーの割合を40~50パーセントに引き上げ、石炭火力の依存度を70パーセントから30~40パーセントに削減することも盛り込まれているという。
同紙は、環境団体などからは老朽化した原発の再稼働は危険であり、高額な改修費用も非現実的だとの批判があることを伝え、また、日本は地震や津波のリスクが高いことから、さらなる事故の懸念も指摘されていると報道。一部メディアが石破首相が昨秋の与党総裁選の選挙運動中に、原子力発電を「可能な限りゼロに近づける」と約束していたことに触れ、「この無責任な方針転換を国民に対する裏切り行為と呼ばないなら、何が裏切り行為なのか」と非難したと伝えた。
Weather tracker: Japan’s record snowfall causes chaos as temperatures dive
記録的な降雪で気温が急降下し混乱が発生
「ガーディアン」紙(電子版)は7日、日本海側を中心に大雪が観測され、一部の地域では気温が氷点下10度を下回ったと報道。特に北海道東部の帯広では12時間で129センチの記録的な降雪があり、列車や飛行機の欠航などが起きたと伝えた。
'Trump study sessions': How Japan PM's homework paid off
「トランプ勉強会」: 石破首相の宿題が実を結んだ
BBC(電子版)は9日、米国で行われたトランプ大統領と石破首相の会談は、日本側への無理難題も出ず平和に終わったと報道。石破氏はトランプ大統領をおだてつつ米国への経済投資を持ちかけるという戦略をとり、これが功を奏したと伝えた。
Japan drones find truck cabin swallowed by sinkhole with ‘person inside’
巨大なシンクホールに呑み込まれたトラックの中に人影
「インディペンデント」紙(電子版)は12日、先月埼玉県で起きたシンクホールによる事故で、トラックごと穴に落ち行方不明だった運転手について報道。水中用ドローンによる捜査で、下水管内で遺体が発見された可能性があると伝えた。
Nissan and Honda end $60bn merger talks
日産とホンダ、600億ドルの合併交渉を打ち切り
「ガーディアン」紙(電子版)は13日、日産自動車とホンダは、600億ドル(約480億ポンド)規模の新たな自動車グループを創設することになるはずだった合併交渉の打ち切りを発表したと報道。両社はEVの分野で引き続き協力していくと加えた。