ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 17 April 2025
17 April 2025 vol.1673

「英国がリードすべき」スターマー首相が発言 
米関税導入で

3日、スターマー首相は首相官邸で英大手企業の代表者と会議を行なった3日、スターマー首相は首相官邸で英大手企業の代表者と会議を行なった

(ロンドン 4月3日 時事)スターマー首相は3日、記者会見し、米国の関税政策を巡って「経済と貿易においても新たな時代を迎えつつある」とした上で、「(英国が)先頭に立ってリードしていくべきだ」と述べた。その上で、米国と防衛や安全保障分野だけでなく、経済分野でも「特別で緊密な関係を維持することが重要だ」と語った。

スターマー氏は、トランプ米大統領が2日発表した相互関税で英国が最低基準の10%課税にとどまったことについて、「われわれのアプローチが正しいことが確認された」と評価。交渉中の2国間貿易協定で合意を確保することが「当面の課題」だとし、国益の確保に向けて柔軟に対応する考えを示した。

同氏はまた、ここ数カ月の欧州地域を巡る集団的防衛と安全保障分野と同様に、貿易と経済分野でも「変化する世界を理解する必要がある」と指摘。新たな時代の始まりだとし、「それに応じて行動し、リードしなければならない」と述べた。

リーヴス財務相、EUとの貿易関係改善「不可欠」

(ロンドン 4月10日 時事)リーヴス財務相は9日付の英紙「フィナンシャル・タイムズ」(FT、電子版)のインタビューで、トランプ米政権の関税政策に伴う世界的な貿易紛争を受け、欧州連合(EU)との貿易関係の改善が「不可欠」になったとの考えを示した。英国はEU との首脳会談を5月に予定しており、「関係を刷新し、企業が貿易をしやすくする」チャンスだと述べた。リーヴス氏は「欧州のパートナー」との貿易を改善したいと言及。ロシアのウクライナ侵攻や世界貿易の課題などが経済成長のリスク要因となるなか、EUとの関係改善の必要性は「さらに高まっている」と語った。FT によると、リーヴス氏は今月下旬に開催される国際通貨基金(IMF)総会に出席する際、米国に貿易協定の交渉を求める考え。

 
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