ニュースダイジェストのグリーティング・カード
Tue, 03 December 2024

麻生副総理の「子供を産まない方が問題」発言

They’re still second class citizens
日本の女性は二流市民扱い

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は10日、麻生太郎副総理兼財務相が社会保障員の増大に絡み、「子供を産まない方が問題」とした発言を受けて、「日本は確かに問題を抱えているが、子供を産まない女性が問題なのではない」と題した記事を掲載した。

同記事は「麻生太郎副総理は、間違ったことをまさに間違ったタイミングで言うことにおいて実績を残している」ことから、新たな失言に対しても驚く人はほとんどいなかったと紹介。またこうした発言がなされている限り、日本では女性が「二流市民」として扱われているとの印象を変えることができないとも伝えている。

ほかにもこんな日本報道が…

Japan’s imperious newspapers rarely issue apologies
日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない

The Economist

6日付の「エコノミスト」誌は、朝日新聞と読売新聞が従軍慰安婦に関する報道で謝罪を表明したことを取り上げた。

「日本の横柄な新聞は滅多に謝罪しない。半年で2つの謝罪とは前代未聞」との文で始まる同記事は、朝日新聞が虚偽の証言に基づいて第二次大戦中の従軍慰安婦に関する報道を行っていたと認めたことや、読売新聞が英字紙で従軍慰安婦を「性奴隷」と表現していたことを謝罪した件について触れている。

She’s the first million-selling android idol
初音ミクはミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル

The Guardian

5日付の「ガーディアン」紙は、バーチャル・アイドルの初音ミクが「音楽の未来かもしれない」と題した記事を掲載した。

同記事は、初音ミクが「ミリオンセラーを記録した最初の人造人間アイドル」であると紹介。またファンが彼女の曲や衣装のデザインを決められることから、「初めてのオープン・ソースのアイドル」でもあると伝えた。一方で、欧米では、初音ミクはいまだ日本の奇天烈なものの象徴としてしか認知されていないと説明している。

Japanese nationalists have branded Angelina Jolie a 'demon'
アンジェリーナ・ジョリーを「悪魔」と呼ぶ日本の国粋主義者

The Daily Mail

「デーリー・メール」紙は9日、第二次大戦で日本軍の捕虜となった元五輪選手が主人公の映画「アンブロークン(原題)」に対する反発が日本国内で起きていると伝えた。

同記事では、本作品の製作・監督を務めた米女優のアンジェリーナ・ジョリーを日本の国粋主義者たちが「悪魔」と呼んでいると紹介。また同作における日本兵の描き方が「道義的ではない」との理由で、日本への入国を禁止するよう求めていると報じている。

Japan Restaurant bans couples on Christmas Eve
クリスマス・イブのカップル入店お断り

The Daily Telegraph

「デーリー・テレグラフ」紙は12日、クリスマス・イブにカップルの入店を拒否する東京のレストランを取り上げた。

同記事によると、八王子にあるパスタ専門店PiaPiaの店内には、12月24日にすべてのカップルの入店を拒否するとの方針が書かれた案内がある。同店スタッフへの精神的ダメージを避けるための措置だという。また同記事は、日本人の多くがクリスマスの宗教的な意義を意識していない可能性を示唆している。

Japan’s last chance
日本にとって 最後のチャンス

The Financial Times

15日の英各紙は、14日に投開票が行われた日本の衆院選を大々的に取り上げた。「タイムズ」紙は「日本にとって最後のチャンス」と題した社説を掲載。また「フィナンシャル・タイムズ」紙は一面記事に「安倍首相が政権を掌握した」と見出しを掲げた。

英国における日本報道
14日付の「タイムズ」紙の社説(写真左下)と
「フィナンシャル・タイムズ」紙の一面(同右上)

 

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