（ポースコール（英国） 8月4日 時事）女子ゴルフの今季メジャー最終戦、AIG全英女子オープンは3日、英南西部ポースコールのロイヤルポースコールGC（パー72）で最終ラウンドが行われ、首位から出た山下美夢有が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算11アンダーで優勝した。米ツアー初勝利。全英女子オープンの日本勢の優勝は2019年の渋野日向子以来で、日本女子として6人目（通算7度目）のメジャー制覇。

2位と1打差からスタートし、前半でスコアを三つ伸ばして折り返した。後半も安定したプレーを続けてボギーは17番の一つだけで耐え、逃げ切った。優勝賞金は146万2500ドル（約2億1600万円）。

24歳の山下は日本ツアー通算13勝で、22年と23年は年間女王。米ツアーは予選会を経て25年から本格参戦している。

勝みなみが通算9アンダーでチャーリー・ハル（英国）と並んで2位に入った。7アンダーの4位に竹田麗央と金阿林（韓国）。4月のメジャー第1戦を制した西郷真央が11位。古江彩佳と畑岡奈紗は33位、岩井明愛は40位、岩井千怜と吉田優利は58位だった。　

山下美夢有の略歴

山下　美夢有（やました・みゆう）5歳でゴルフを始め、大阪桐蔭高3年時の19年にプロテスト合格。21年にKKT杯バンテリン・レディースオープンで初優勝。22年は国内メジャー2勝を含む5勝を挙げ、史上最年少の21歳103日で年間女王に決定。23年も5勝して2年連続女王。24年パリ五輪で４位。米ツアーは25年から本格参戦。150センチ。24歳。大阪府出身。