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Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 20 October 2016 vol.1469

20 October 2016 vol.1469

月

その昔、知人(男性)が髪を切る際に、せっかく海外に来たのだからと英国人経営のヘア・サロンへ行き、「かっこいい髪型にして」とだけ言ったことがあります。結果、頭の半分が剃り上がり、上につややかな黒髪がふぁさりと載った、道行く人が振り返る「かっこいい」髪型になりました。これは極端な例として、髪を切るのは日系サロンで、という方は多いはず。私もテクニックはもちろん、日本の雑誌が読める、マッサージ付きなどの点も魅力で、行くのは日系です。本号では、健康や美をテーマにしたお店をご紹介。かゆいところに手が届く日系ならではのサービスで、たまには自分にご褒美はいかが?(月)

“徒”

このオフィスで働き出してすぐに、お昼に食べたフランスパンのサンドイッチのせいで歯が欠けました。上の前歯の隣で、かなり目立つ場所です。しかし初めての慣れない仕事に追われていたので歯医者へ行く時間も気力もなく、にやりと笑うたびに欠けて尖った歯を人様にさらしておりました。でもこのままでいいはずもないので、先日ついに歯医者のドアを叩き、きちんと治療することに。指折り数えてみれば、入社して歯が欠けてから昨日でちょうど4カ月。脇目も振らずにドタバタ毎日過ごしてきたけれど、ようやく自分の身の回りを気にする程度の余裕ができたということなのでしょうか? 分かりません。(徒)

紅

少し前、プラハとウィーンに弾丸旅行してきました。今回の旅行の個人的ベスト3をご紹介します。①「プラハの街歩き」古都プラハは趣きのある景色が素敵で、カレル橋から見る夜景も美しい! 著名音楽家たちもここで物思いにふけったのでしょうか。②「ウィーン美術史美術館」 絵画や彫刻もさることながら、装飾が半端なくゴージャス。友人たちは館内でセルフィーに夢中に。③ 「ビールが安い! 肉料理がおいしい! スイーツの宝庫!」もちろん外せないポイント、おいしいもの! プラハではランチ & ディナーのお供に必ずビール。ウィーンでは本場のザッハ・トルテを食べ比べ、両国で肉三昧という幸せな旅でした。(紅)

“卵”

ウェールズに住む、大学時代からの友人に会いに行ったときのこと。2人で近くの海へ繰り出しました。10月でしたが好天で、夕陽がまぶしい砂浜を裸足で散歩し、日が暮れると浜辺沿いのお店でフィッシュ・アンド・チップスを購入。海岸に座って揚げたてを頬張りながら話に花を咲かせました。まるで学生時代に戻ったかのような時間でしたが、ウェールズの海で語り合うだなんて、その当時は予想もしていませんでしたから、人生は面白い。ふと見上げるとロンドンでは決して見られない満天の星が広がっていて、世界のどこかでまた、この日のことを懐かしく語り合うだろう未来のいつかに思いを馳せました。(卵)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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