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Mon, 23 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 7 March 2019 vol.1526

7 March 2019 vol.1526

“徒”

以前から興味があったのですが、週末ついに初めて金継ぎをやってみました。金継ぎは、陶磁器の破損部分を漆で接着し、金粉などで仕上げる日本ならではの修復技法です。ただし、今回私が使ったのはロンドンのお店で購入した初心者用セットなので、漆ではなく特殊な接着剤を使います。まず割れたお皿をその接着剤でくっつけ、さらに残りの接着剤に金の粉を入れて練り込み、お皿の割れ目に塗布。金継ぎ=伝統技法なので、技術や時間が必要なのだろうと思っていたのですが、2~3分で終わってしまい、なんだか手持ち無沙汰に。休日の1日を金継ぎで有意義に過ごそうと思っていたため、満たされない思いに駆られました。(徒)

“葛”

iPhoneには万歩計の機能が入っていますが、理想とされる1日1万歩は、家と職場の往復だけでは無理、と画面を見ながらブツブツ言っていると、後日(縞)さんがアナログ・タイプの万歩計を借してくれました。この万歩計、「母をたずねて○千里」の物語に沿って歩数をカウントするというもので、歩かないとマル○をお母さんに会わせてあげられない、という情に訴える手法が組み込まれているのです。とりあえず5千歩に設定していますが、週末に出掛けないとノルマを達成できず、「このままじゃいつまでもお母さんに会えない」とお叱りをいただきます。ムチばかりですが、これからもマル○先輩のために頑張りたいです。(葛)

渚

今年はラグビーのワールド・カップが日本で開催されますね。約3年前、中高年層のラグビー愛好家たちが世界中から集う、ラグビーの国際大会がカーディフで開催され、クラブに所属する私の父も日本から参加しました。80歳以上の選手も多数参加の大会で、安全かつ快適に試合が出来るよう、年齢によってタックル禁止などプレー制限を設けながら、ユニークなルールのある一味違った試合を楽しく観戦しました。大会中、父の所属するチームの引率をしたのですが、外国人とのジェスチャーを交えた会話での引けを取らない姿勢、底知れぬお酒の強さなど、スポーツマンのオヤジ-ズには圧倒されっぱなしでした。(渚)

乃

1526号のロンドン・ストリートで紹介しているコール・ドロップス・ヤードに、光って音が鳴るシーソーが設置されています。先日、仕事帰りに友人と遊んできました。シーソーで遊ぶのは小学生以来でしたが、乗っていると笑いがこみ上げてくるのはなぜでしょうか? 周りを見渡すと、子供も大人も、スーツを着たビジネスマンまで一人残らず満面の笑顔です。その後、施設内をぶらついていると、カキが食べられるレストランを発見しました。カキ食べたいねと話していたところだったため、友人と大喜び。おいしいカキとワインを楽しみました。シーソー遊びに行ったら、思いがけずすてきな金曜の夜になったのでした。(乃)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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