Bloomsbury Solutions
Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 6 Dec 2012 vol.1376

6 December 2012 vol.1376

籠

急に忙しくそして寒くなるこの季節、体調を崩してしまう人も多いのではないでしょうか。年末進行に突入する弊社編集部も今後1カ月は勝負どころ。風邪なんて引いていられません。ということで、今月の私の目標は「栄養ある食事を摂る」です。ロンドン東部バラ・マーケットでストールを出しているジュース屋さんのメニューを参考にした自家製フルーツ・ジュースを毎日欠かさず飲んでいます。お勧めの組み合わせは、リンゴ、バナナ、マンゴー、パイナップル、キウイ、生姜、レモンの絞り汁にオレンジ・ジュースを入れてミックス・マシンのスイッチ・オン。これで一気に8種もの食材を摂取することができます!(籠)

月

ロンドン地下鉄の「グッドサービス」という言葉に疑問を感じたこと、ありませんか。通勤の際に使う緑の線、運行間隔は3分のときもあれば15分のときもありますが、常に「グッド~♪」。後者の場合にはプラットフォームにあふれかえった通勤客の冷笑で空気が凍ります(ちなみに外なので、15分経つと本当に凍りそうです)。同じく青の線では、電光掲示板が「あと3分」になるまでは表示されません。10分待とうが30分待とうが、電光掲示板に出るのは「あと3分」から。地下鉄側の自己満足の極みと言えましょう。どんな状況下でも自信満々に繰り出される「グッドサービス♪」、もはや尊敬の念すら覚えます。(月)

眠

小学校5年生のとき、学校で習ったカレーのレシピを基に、家で晩ごはんを作りました。そのとき、具材を煮込んでいるなべの中に、玉ねぎの外側の茶色い皮がヒラ~っと。でも取り出すのは熱いし、どこにいったか見えないし、まあいいや、と放置。カレーも出来上がり、さあ、家族そろっての晩ごはん、おいしいおいしいと食べていましたが、例の皮がなんと私のカレーの中に。「うあ、世界ってちゃんとそういうふうに出来ているんだな」と、ある意味ホッとしました。あれからもう〇年経ちましたが、カレーのなべをかき混ぜていると必ず思い出します。ところで、カレーの話をしただけでカレーが食べたくなりますね。(眠)

縞

ロンドンに来てまだ間もないころ、歩道に落ちていたバナナの皮に気付かず踏んでしまい、滑ったことがあります(それはまるで、お笑いコントのようにつるんと滑り、派手にしりもちをつきました)。それ以来、公共の場でのバナナ・チェックには余念がありません。歩道始め、電車やバスの床を確認するのはもちろん、バナナを食べている人がその後、皮をどこに捨てるかまで気になり、目で追ってしまいます(残念ながらバスの椅子の端などに捨ててしまう人が多いです)。ロンドンの道路には、ビンの破片などのゴミもよく落ちているので、足元を確認して歩かないと本当に危ないです。皆さんも気を付けてくださいね。(縞)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
不動産を購入してみませんか LONDON-TOKYO 24時間365日、安心のサービス ロンドン医療センター Dr 伊藤クリニック, 020 7637 5560, 96 Harley Street Ko Dental

JRpass totton-tote-bag