また、再来英したいま気になるのは、性、暴力が前面に出ている日本のDVDや漫画が図書館で借りられ、ますます変なAsian Extremeのイメージが助長されている気がするのです。もちろん宮崎駿の漫画も受け入れられていますが、圧倒的に多いのは前者ではないでしょうか?
「侍、芸者、寿司」 素晴らしいじゃ~あ~りませんか!
桃太郎侍はかっこいいし、芸者は綺麗だし、寿司はおいしいし、最高じゃないですか! (あー寿司食いてーよ) ちなみに英国っていったら何思い浮かびます? 「フットボール、ビートルズ、フィッシュ&チップス」。こんなもんでしょう(俺ボキャブラリー少な過ぎ?)。「侍、芸者、寿司」と大差ないと思うんですがねぇ……。
「性、暴力が前面に出ている日本のDVDや漫画」が若者に人気なのは、たしかに言えるかもしれません。でも、僕らも若いころ興味あったじゃないですか、エッチな本とか戦隊ものとか。売れれば何でもアリという姿勢は僕も好きではありませんが、実際日本がその漫画の通りだとマジで思っている英国人はまずいないでしょう(ジョークでは言われるかも)。それと村上春樹や宮崎駿だって世界的な認知度では負けていませんよ。えてして暴力的な表現やインパクトのあるものって「圧倒的に多い」と思われがちなんですよ。どちらにしても、批判ばかりではラチがあかないので、僕らが日本の素晴らしいイメージを広めていきましょう!
by Ryuichi Sakamoto
バスキングでよくこの曲を演奏してますが、思った以上に英国人の反応が良く、けっこうチップが入ります。映画での認知度も高いのでしょうが「世界のサカモト」のメロディーは、人種、国境を超えて人々の心にスーッと入っていってるなって感じます。日本の音楽も頑張ってるぞ!
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