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Fri, 22 November 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

鎖を引きちぎれ(ライブ・ヴァージョン) by 矢沢永吉

Dear ドモンさん
40歳間近の男性です。現在は家庭もあり、すっかり安定した生活を送っておりますが、何かこう、刺激が足りないというと語弊がありますが、若い頃の情熱を忘れかけているジレンマというか切なさがあります。
一応これでも昔は夢もありました。今の幸せに不満があるわけではありませんが、青臭い理想と情熱を思い出させてくれるような歌があれば教えてください。

回答

40代には40代の音楽がある by E.YAZAWA

以前、矢沢永吉がテレビのインタビューかなんかで「10代には10代の音楽がある。40代には40代の音楽がある」みたいなことを言ってました。本意としては「40歳を過ぎた今、10代や20代と同じようにはいかないよ、同じようなことをやってちゃかっこわるいよ」という彼なりの表現だと思うんですが、これは音楽だけではなく、人生にも通じるなあと思いました。相談者の方は40歳間近の男性らしいですが、その年齢で「家庭があり、安定した生活」を送っているということは、矢沢の言葉を借りれば「40歳間近の男が40歳間近の男の人生」をまっとうに歩んでいるのだとお見受けします。

しかしながら、全盛期のギラギラしていた頃の矢沢は、強烈なメッセージを贈ってましたね。「♪鎖につながれて、お前は生きるのかい?♪」とか「♪あきらめた顔のまま、老いぼれてしまうのかい?♪」とか……。耳が痛いですよね。

そんなあなたに
鎖を引きちぎれ(ライブ・ヴァージョン)
by 矢沢永吉

僕が中学生の頃熱狂してたLP「LIVE 後楽園スタジアム」のアンコール1曲目。ドラム、キーボード、ベースと順番に入ってくるライブ・アレンジは15歳の魂を燃え上がらせた。「恋の列車はリバプール発~サブウェイ特急」もおすすめ。これを聴いて、あの頃の情熱を思い起こしてくれい!

 

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