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Fri, 22 November 2024
バスカー土門の人生相談

土門秀明(どもんひであき)
山形県酒田市出身。バブルガム・ブラザーズのギタリストとして活躍後、渡英。2003年、日本人初のロンドン地下鉄演奏許可証(バスキング・ライセンス) を取得。著書に「地下鉄のギタリストBusking in London」(水曜社)がある。入魂のソロアルバム「From the Underground」 、ライブアルバム「Live in Tube」 も絶賛発売中。2012年5月より「地下鉄のギタリスト 第2章 激闘編」として未発表日記、爆笑ボツネタブログを開設!www.domon.co.uk

スーダラ節 by 植木等

Dear ドモンさん
英国人の夫(30代後半)は、毎週日曜の夕方頃になると月曜に仕事に行くのが憂うつになるらしく、ため息の数が増えるんです。夕方にやってるTVドラマが大好きで(もう20年近く見てるらしい)、その間はゲラゲラ笑ってるのに、それが終わるとまたショボン。そんな彼を見ていると、「私だって明日は仕事じゃい!」と叫びたくなります。こんな頼りない夫、どうすればいいんでしょう……。

回答

仕事辞めさせればいいじゃん(無責任)。

つーか、好きで一緒になったんでしょ? 仕事辞めさせて、あなたが彼の面倒一生みなさいよ。そのまま彼が鬱病になって自殺でもしたらどうすんのよっ(なぜかおばさん口調)。今、日本でも熟年層サラリーマンの自殺や過労死が増えてます。僕も今は呑気にバスカーやってますけど、日本にいる時は営業マンや管理職をやってたことがあるんですよ。当時、毎朝背中が痛くて起きられない時期があり、病院や整体に行っても一向に良くなりませんでした。それである日、会社の金を横領したという無実の罪を着せられ、あまりのバカらしさに会社辞めちゃったら、次の日から全然背中が痛くないんですよ。その時気付いたんです、「自分は相当のストレスを抱えていたんだなあ」って。

「私だって明日は仕事じゃい!」と叫びたくなる気持ちも分かりますが、今あなたの度量が試されているんだと思います。ここであなたがどういう態度をとるかで、今後のあなたと彼の人生が決まるでしょう。あなたが覚悟を決めて彼に接したら、彼もそれに答えてくれるかもしれませんよ。

そんなあなたに
スーダラ節
by 植木等

高度成長期の日本、日々の激務のなかで当時のサラリーマン達は植木等の無責任さに憧れた。スーダラ節のヒット後、映画「無責任シリーズ」が日本を圧巻することになる。彼に無責任になれとまでは言いませんが、やはり体が大事、健康第一で夫婦仲良く暮らしてくれい!

 

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