おっ、久しぶりに答えがいのあるお悩みだねえ。
先日、ピカデリー・サーカス駅でのバスキングの帰り、ホームに向かう階段を降りていったら、泣きながら赤ちゃんを抱いて座っている移民風の女性に遭遇した。前に置いてある紙片には「今日のミルク代がありません」と書いてある。一度は通り過ぎたが、どうしても気になってしまい、結局その日の稼ぎを全部あげた。あとでそのことを友人に話したら「あれは赤ちゃんをダシにしてお金をせびっているプロの詐欺だよ」と冷たくあしらわれたが、誰も好きこのんで泣きながらお金を無心したくはあるまい。僕はそれで良かったと思っている。
「ホームレスにお金をあげても、どうせたばこやドラッグに使うんだから、あげないほうがいい、彼らのためにならないよ」という人が多い。でも、僕はホームレスのためにお金をあげるのではない。自分のためにあげるのだ。どういう意味かって? 毎回毎回、神様から自分の度量を試されているような気がしてならないのだ……。
by Bon Jovi
あまりヒットしなかったが、僕の中ではボンジョビで一番好きな曲。歌詞でホームレスのこともちょっと触れていて、その表現のしかたが印象に残っている。たまにはこういうことをみんなで考えるのも良いかも。ちょっとした英国生活の疑問など、また問題提起してくれい!
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