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Mon, 25 November 2024

クリンジーの本音 from Germany

昨年、ドイツで「株を上げた男」といえば、彼の名を挙げる人は多いだろう、ドイツサッカー代表チームのユルゲン・クリンスマン元監督。地元開催のワールドカップ(W杯)でドイツチームを3位に導き、「夏のメルヘン」の立役者となった。あれから半年。国中が続投を期待する中、退任を表明し、家族の待つ米国へと帰って以来沈黙を守っていたクリンジーが、初めて複雑な胸の内を語った。

クリンジーは現在、カリフォルニア州で、デヴィー夫人、9歳になる息子のジョナサンくん、5歳の娘レイラちゃんと4人で暮らしている。監督時代には試合の合間をぬっては米国に「里帰り」し、時にサッカー界のお偉方から非難も浴びた、筋金入りのマイホームパパだ。「子どもたちはまだ小さく、彼らのことをほってはおけなかった」と、退任を決めた当時の心境を振り返るが、実は代表監督のポストには未練たっぷりだったとか。世の中、仕事と家庭の両立に悩むのは、女性だけじゃないのね、クリンジー。

「ドイツは僕の故郷、両親が暮らす、愛する国だ」。こう語る彼は、長くなった米国生活の中でもドイツを常に身近に感じていると言う。「ドイツで何が起こっていて、人々が何に関心を持っているのか、いつでも知っておきたい。こっちでは、ドイツのテレビはもちろん、週刊誌の『シュピーゲル』や『シュテルン』も購読してるよ。あ、もちろんサッカー情報誌『キッカー』もね」

先頃は、米国代表チームの監督に就任かと騒がれたが、結局、契約にはいたらず。となると、やっぱり気になるのがドイツ代表監督への復帰の可能性だが、それについては「将来的にあり得ないとは決して言えない」とコメント。うーん、やる気満々と見た。

そういえば、昨年1年間に話題となった言葉ランキングでは、「クリンスメナー(Klinssmaener)」(クリンスマン監督率いる選手たち)が堂々の9位入りを果たしていた。ヨアヒム・レーヴ現監督の「ヨーギ・ユンクス(Jogi-Jungs」もいいけれど、個人的には、シャツの袖をまくって選手に活を入れるクリンジーの勇姿をいつか、もう一度見てみたい。

「FAZ」紙 "Klinsmann spricht von Rueckkehr"他



 

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