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Mon, 25 November 2024

スレードさんにお屋敷あげます from UK

Ancestory.co.ukというウェブサイトをご存知だろうか。これは、自分の名字や生誕地などを入力して検索にかけると、血縁関係にある遠い遠い親戚に会えるかもしれないというサイトだ。この他にも、同種のウェブサイトがいくつかあり、家系図作りが趣味という英国人の間で密かなブームとなっている。

さてさて、そんな話題の血縁者探しだが、イングランド南西部のサマセット州に暮らす貴族、サー・ベンジャミン・スレード氏(59)の血縁者探しの目的は、18世紀から代々スレード家が所有してきたという750万ポンド(約20億円)相当のお屋敷相続のためだというから驚き。独身で身よりもない彼が、屋敷を相続してくれる親戚を大々的に探し始めたのは2005年のことだった。そしてこの度、米国のロック・バンド「ザ・フレイ」のヴォーカル、アイザック・スレード(26)との血縁関係が証明されたのだ。

捜索を始めてからというもの、1万5000通にも及ぶ手紙やメールを受け取ったというサー・ベンジャミンだが、スレード姓なら誰でも良いわけではなく、「男性でお金持ち」という条件は譲らなかった。しかも最後の手段としてDNA鑑定までする徹底ぶり。

アイザックの祖先は、スレード・アート・スクール(ロンドン大学スレード・アート・スクール)を立ち上げた後、米国に渡った人物で、昨年末のツアー中にサー・ベンジャミンの話を聞きつけたアイザックは、すぐに彼に連絡を取ったという。

サー・ベンジャミンは「ザ・フレイ」の存在さえ知らなかったが、知人に勧められるまま、彼らのコンサートに赴き、その場で大ファンになったとか。「屋敷の管理には莫大な費用がかかるんだが、彼が屋敷の庭でコンサートでもすれば、すぐにそんなものは稼ぎ出せるし、なんたって、彼はロック・バンドをやってるのに、酒もドラッグもやらないんだから」とは、サー・ベンジャミンの弁。アイザックがこの屋敷を相続することは間違いないと見られている。

こんな夢のような話が転がってこないかなぁと、指を加えているそこのアナタ! 早速、遠い親戚を探し始めてみては?

「BBC Online News」紙ほか
“Rock star could be baronet's heir”



 

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