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Sun, 24 November 2024

最近、すっかりご無沙汰していたぶぉっくす・ぽっぷのコーナー。気付けば、サッカー・クラブ欧州一の座を争うチャンピオンズ・リーグのグループ・リーグが始動していた。そこで気になるのが、「最もレベルの高いサッカー・ リーグはどこ」という議論。取材班は、9月にロンドンで開催された 「Inner City World Cup」と呼ばれるアマチュア・サッカーのW杯に出掛け、 在英邦人選手で構成されたチーム「ロンジャパ」の皆さんに意見を聞いた。

渋谷英秋さん(しぶや・ひであき)
55歳、旅行会社
イングランドのプレミア・リーグは、ゴール前にボールが行き交う数が世界一多いんです。観るには最高のリーグだと思います。選手のボールに対する執着心にも、頭が下がりますよね。

池上吉典さん (いけがみ・よしのり)
35歳、広告営業
選手には移籍の自由が保 証されていて、豊富な資金を持つが故に世界中から好選手を集めるプレミア・リーグが一番でしょう。でもリーグ中位のチームだったら、日本の浦和レッズでも勝てるかも。

一瀬淳さん (いちのせ・じゅん)
33歳、アパレル業
スピード、そして激しい体の当たりで群を抜くプレミア・リーグが世界最高だと思います。あとイングランドには日本のJリーグにはまだない、何百年というサッカーの歴史がありますよね。

石田優介さん(いしだ・ゆうすけ)
26歳、学生
速さと強さで、プレミア・リーグが世界一でしょう。ただイングランドといっても、主力は外国人選手に頼っていますけどね。観客の熱きサポートなど、日本が見習うべき部分は多いと思います。

宮原継享さん(みやはら・ひでゆき)
27歳、スポーツ・インストラクター
プレミア・リーグはスピードとパワーの面で優れていますが、その分ロング・ボールを放り込むだけの単調な試合になりがち。足元が器用な選手が揃うスペイン・リーグの方が、技術は高いのでは。

中山朋彦さん(なかやま・ともひこ)
35歳、エンジニア
ドリブル1つとっても、個人技が少ない気がするんです。それに比べて、華麗な個人技に溢れるスペイン・リーグには魅了されてます。日本が肩を並べるには、もっと資金が必要なんでしょうね。

池田良平さん(いけだ・りょうへい)
24歳、学生
スペイン・リーグに所属する選手には、お客を魅了させようとする遊び心がある気がするんです。イングランドのプレミア・リーグは、勝利を優先し過ぎて面白みに欠けている印象があります。

山口剛さん(やまぐち・つよし)
29歳、学生
確かにイングランドのプレミア・リーグは、歴史がありますよね。でも世界最高のサッカー・リーグといえば、イタリアのセリエAでしょう。なぜって、僕がACミランのファンだからです。


なぜか女性の人口が圧倒的に多い感のある在英邦人社会。でもサッカーの話だけは、 やっぱり無骨な男性陣に熱く語ってもらいたい。というわけでアマチュア・サッカー の大会に出掛けたら、いたいた、グラウンドを駆け回る熱き日本人男性たちが。ピリピリとした緊張感を漂わせながら早飯していた試合前や、完全に燃え尽きて口数少なくなった試合後の選手たちに恐る恐る声をかけながらの取材となった。曰く、イングランドのプレミア・リーグが持つ魅力は何と言ってもスピード、パワー、そして潤沢 な資金力。対して、「世界一はどこだ」の答えをめぐってほぼ半数を分け合ったのが、 独特の「華やかさ」で観客を魅了するスペイン・リーグだった。国民性の違いがサッカーに表れた結果なのか、サッカーを通して我々がそれぞれの国民性を見ているだけなのか。とにかく国籍を問わずに語り、そしてプレーすることができる、それがサッカーの一番の魅力なんだろう。

 

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