パンケーキ・デーじゃなくても食べたい！ロンドンのおすすめパンケーキ

2022年のパンケーキ・デーは2月21日（火）。イースターに連動するこの行事はカトリック信者が復活祭前に行う断食期間に備えて、戸棚にある卵や牛乳などをなくすためにパンケーキを作ったのが始まり。ロンドンのパンケーキが楽しめるカフェやレストランを紹介します。

ヘルシーでクリエイティブな抹茶パンケーキ Avobarアヴォバー

抹茶の入った生地は思ったより軽い

カフェの外観

 

 

 

アボカドを使ったクリエイティブでヘルシーなメニューがそろうカフェ・レストラン、アヴォバー。この店では生地に抹茶の入ったスイートとセイボリーの2種類のパンケーキが、一日を通して楽しめる。セイボリーのパンケーキには、ターメリックのポーチド・エッグ、アボカドのスライス、アボバター、ベーコンまたはサーモンが添えられ、ヘルシーな組み合わせながらも満足感は文句なし。オールデー・ブランチなので、ディナーやプレシアターにも使える。

マイアミのリゾート気分でパンケーキ Café Miamiカフェ・マイアミ

クレームフレーシュとルバーブのコンポートが添えられたパンケーキ

ベーコンとブルーベリー、メープルシロップのパンケーキ

涼し気なパステルカラーに統一した店内

 

 

 

心地の良いカフェやレストランが集まるロウアー・クラプトン。カフェ・マイアミもカラー・スキームを涼し気なパステルカラーに統一した、アメリカ東海岸のビーチ沿いにありそうなリラックスしたお店だ。朝ごはんやブランチにぴったりメニューが揃うが、看板メニューはやはりパンケーキ。定番のベーコン＆メープル・シロップのほか、ヌテラやシナモン・ロール・パンケーキなどデザートよりのパンケーキが揃う。パンケーキ・ウィークには特別メニューも登場。

わいわい楽しめるブラジル系クレープ屋さん Senzala Creperieセンザラ・クレープリー

香ばしいガレット

明るく賑やかな店内

 

 

 

ブラジル人のオーナーが経営する人気クレープリー。明るい雰囲気の店内は、クレープやガレットを頬張るお客さんの笑顔がそこかしこに。生地を小麦粉かそば粉のどちらかお好みで選べるメニューもある。セイボリー・クレープとデザート・クレープ併せて25種以上から選ぶのは至難の技だが、質問するとちょっぴり強面の店員さんがにこやかにおすすめを教えてくれる。（取材・写真: Rina Ogasawara）

公園で散歩の途中に立ち寄っ Pavilion Cafeパヴィリオン・カフェ

プラリネ、クレームフレーシュ、バナナがトッピング

丸いドーム型の屋根が目印

 

 

 

ヴィクトリア・パーク内の人気のカフェ＆ベーカリー。週末はブランチを楽しむ人々、パンを買いに来る人々で賑わう。こちらのパンケーキはボリュームたっぷり三段重ね。スポンジのようにふかっと焼かれたパンケーキに、クレームフレーシュの酸味とプラリネのカリっとした歯ごたえが小気味よい。このカフェの名物スリランカ風の朝ごはんやターメリック・バンもオススメ。

美食家が集まるエリアのカフェ＆バー Ask for Janiceアスク・フォー・ジャニス

ブルーベリーとドーセット・ヨーグルトがトッピング

カフェの外観

 

 

 

肉市場のスミスフィールド・マーケットの目の前にあるカフェ＆バー。場所柄、美食家達が集まるレストランが多いエリアだが、このカフェもそのひとつ。新鮮な食材を使ったメニューがこだわりだ。平日は朝7時半からオープンするためブレックファスト・メニューが充実。バターミルクを使ったふっくらとした3段重ねのパンケーキは、食べごたえ十分。ベーコン＆メープルシロップやフルーツがトッピングされたものから選べる。

イギリスらしいクラシックなメニューが並ぶ Albionアルビオン

スコッチ・パンケーキ

店先にはグローサリーも併設

 

 

 

話題のレストランやおしゃれなカフェなどが並ぶ２つの道、バウンダリー・ストリートとレッド・チャーチ・ストリートの角に立つレストラン。グローサリー、上階にはホテルやルーフ・トップ・バーも併設している。イギリスらしいクラシックなメニューが揃うが、スコッチ・パンケーキもその一つ。アメリカン・タイプのパンケーキより少し小さめのパンケーキなので、ベーコン＆メープル・シロップのリッチなトッピングでも意外に完食できてしまう。

パルマ・ハムとチーズでボリューム満点パンケーキ Half Cupハーフ・カップ

3枚重ねでボリューム満点

カフェの外観

 

 

 

キングス・クロス駅やロンドン大学、大英博物館からもほど近いこのカフェは、種類豊富でおいしいブランチをお目当てに、朝早くから多くのお客さんで賑わっている。人気メニューのひとつであるパンケーキは、パルマ・ハムとチェダー・チーズが挟まれ、目玉焼きがトッピングされた、ボリュームたっぷりのしょっぱい系。甘いものが苦手な人にもおすすめだ。

日本式のふわふわのスフレパンケーキ Fuwa Fuwa Caféフワフワ・カフェ

抹茶と小豆のパンケーキ

フルーツのパンケーキ

ゆったりとしたスペースの店内

 

 

 

ラッセル・スクエア駅近くのブランズウィック・ショッピングセンター内にある日本式スフレパンケーキ・カフェ。ふわふわのパンケーキは口の中ですっととけて、2枚重ねのパンケーキも案外ペロッと食べられてしまう。パンケーキといえば、ブレックファストかブランチの時間のみサーブしているレストランやカフェが多い中、ロンドンでは珍しいパンケーキ専門店なので、一日中オーダーできるのも特筆すべきところ。予約不可。

オーストラリアン・カフェで楽しいトッピングのパンケーキ The Pear Tree @ Greenland Placeザ・ペア・ツリー＠グリーンランド

ベーコン、ルバーブ、リンゴ、ピスタチオがトッピング

バナナ、ソルティッド・キャラメル、オーツ麦のクランブルがトッピング

居心地の良い店内

 

 

 

ロンドン南東部ドックランズのサリーキーズにある、カジュアルなカフェ＆レストラン。夕方5時までのブレックファスト・メニューで人気のパンケーキは2種類、どちらもふかふかとしっかり、日本のホットケーキに似た食感だ。ひとつはクリスピーベーコンに、酸味の効いたルバーブとキャラメリーゼされたリンゴとピスタチオがトッピング、もうひとつは、キャラメリーゼされたバナナにソルティッド・キャラメル、オーツ麦のクランブルがトッピング。日によってトッピングが変わるようだ。

贅沢な空間でパンケーキ The Wolseley ザ・ウォルズリー

ふかふか3段重ねのパンケーキ

アール・デコ調の店内

 

 

 

ピカデリーにあるブラッスリー「ザ・ウォルズリー」。高い天井とオリエンタルなアール・デコ調の店内は、ちょっと贅沢な朝食やブランチにぴったりな雰囲気。充実したブレックファスト・メニューから選んだパンケーキは、少し酸味のあるクレームフレーシュとイチゴやベリーがたっぷり載った、3段重ねのふかふかタイプで、日本のホットケーキに近い食感。パンケーキ自体は甘くなく、シロップで好みの甘さに調整できる。ベーコンが添えられたしょっぱい系パンケーキもあるので、甘いものが苦手な人も試してみては？紅茶は大きなポットでたっぷりとサーブされるのが嬉しい。ブレックファスト、ランチ、アフタヌーン・ティー、ディナーと、人気店なので予約はした方が良さそう。

人気ロースタリーの絶品パンケーキ Ozone Coffeeオゾン・コーヒー

Pancake w crushed apple, smoked butterscotch, earl grey labneh & salted hazelnut

バタースコッチもやさしい甘さ

カステラに似た黄色い生地（gluten intolerance friendly）

 

 

 

ニュージーランド発コーヒー・ロースター「Ozone（オゾン）」のロンドン店、オールド・ストリートに2012年にオープンして以来、その人気は衰えることなく、行列ができることもしばしば。週末ブランチメニューの「グルテン不耐性フレンドリー」な粉を使ったパンケーキは、外はカリッと中はふんわり、ちょっとカステラに似た軽くてやさしい食感。スモークしたバタースコッチのソースと、クラッシュしたリンゴ、ヘーゼルナッツ、そしてレバノンのヨーグルト「ラバネ」と、それぞれが引き立て合うハーモニーが素晴らしい。特別変わった素材が使われているわけではないが、新しい美味しさだ。パンケーキの他にも豆腐や大根、味噌などを使った興味をそそられるブランチ・メニューがいっぱい。たまには早起きをして出かけてみよう！

さわやかソースが決め手！至福のパンケーキ Chiltern Firehouseチルターン・ファイアハウス

Buttermilk Pancakes blueberries, maple crème fraîch

フカフカだけどしっかりしたパンケーキ

ヴィクトリア時代の消防署を改装したブティック・ホテル

 

 

 

旬の素材にこだわり新しいクラシックを創造するシェフ、ヌーノ・メンデスのレストラン。ブレックファストとブランチで提供しているバターミルク・パンケーキは、クレームフレーシュとブルーベリー・ソースの爽やかな酸味と、メープル・シロップのコクがからみ合って、ふんわりしたパンケーキを包みこむ至福の味だ。

素材にもこだわるパンケーキ専門店 Where the Pancakes Areホエア・ザ・パンケークス・アー

Bramley & Cox Apple, Fresh Berries, Almond Fakes, House Cream

クセになる甘塩っぱいパンケーキ - Smoked Streaky Bacon, Blueberries, Maple Syrup

バラ・マーケット近く、高架下のパンケーキ屋さん

 

 

 

アーチと呼ばれる高架下にあるガラス張りのパンケーキ専門店は天井も高く、とても開放的な雰囲気。素材には栄養価のいいものをと、バターミルクのパンケーキにはそば粉入りのオーガニック・ブレンドを使うなど、品質にはこだわりがある。

日本で人気の「ビルズ」のパンケーキをロンドンでも Granger & Co グレンジャー＆コー

Ricotta Hotcakes, Banana and Honeycomb Butter

カジュアルで心地よい空間

高級ブティックが建ち並ぶ通りにあるノッティング・ヒル店

 

 

 

日本で「世界一の朝食」のキャッチコピーで知られる「ビルズ」が、ロンドンではグレンジャー & コーの名前で展開中。「いつでも戻ってきたくなるようなカジュアルさがコンセプト」という店では、ふわふわとした軽い食感が特徴のパンケーキを味わえる。

そば粉を使ったフランス風パンケーキLa Petite Bretagne ラ・プティ・ブルターニュ

チーズ、ほうれん草、マッシュルームのガレット

クレープ･シュゼット

ガレット、クレープはブルターニュの郷土料理

 

 

 

本場フランスの味をもっと気軽に楽しんで欲しいと、カジュアルで温かみのある店を目指して家具にもこだわったお店のイチオシは、注文を受けてから焼き上げられるフレッシュなクレープ。おかず系の生地にはそば粉が使用され、体にも嬉しい。

クロテッド・クリームとともに味わう
The Riding House Cafe
ザ・ライディング・ハウス・カフェ

Buttermilk Pancakes - berries, vanilla clotted ceam, mayple syrup

シックな雰囲気の店内は、午前中から友人同士でブランチを楽しむ人や、仕事の打ち合わせをする人々で賑わっている。クロテッド・クリームの添えられたパンケーキは意外にも甘すぎず、さっくり、ふんわりとしていて食べやすい。（取材・写真：梅谷英枝）

トッピングが選べるパンケーキ Trade トレード

ベーコンとスクランブル・エッグをトッピング

週末は多くの若者で賑わうスピタルフィールズの人気コーヒーショップ。この店のバターミルク・パンケーキは、トッピングにチョコレート・チップス、ピーナツバター、ブルーベリー・コンポート、フルーツ・サラダ、エッグ＆ベーコンの中から選べる。奥にはテラス席もあり、お天気のよい日は外での食事も楽しめる。

ホームメイドの優しい味わいMuriel's Kitchen ミュリエルズ・キッチン

Seasonal Berry Pancakes

オーナーの祖母から名前を取ったというこのお店は、忙しいロンドナーにもいつでも家庭の味を味わって欲しいという思いからオープンした。まるで友達のキッチンに遊びに来たかのような店内では、ブルーベリーが入ったパンケーキを味わえる。（取材・写真：梅谷英枝）

見渡す限りパンケーキMy Old Dutch マイ・オールド・ダッチ

ロンドン市内に3店舗あるこの店はパンケーキ専門店。ベーコンなどの載ったおかず系からチョコレートたっぷりのデザート系までその種類は様々。生地もクレープ状のものと厚みのあるものがあり、数種類頼んで友達や家族とシェアするのも良さそう。

＊パンケーキ・デー当日は、お店も混雑しますのでご注意ください。
＊パンケーキの提供時間が限られていることもありますので、お店のウェブサイトなどでご確認ください。

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