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Mon, 25 November 2024

英国みやげ探訪 - イギリスのお土産

定番ものもいいけれど、たまにはいつもと違うお土産をセレクトするのはいかがですか?
ひと捻りしたイギリスのお土産は、お世話になった人や大切な人へだけでなく、自分用にしてもよいですね。

11 January 2007 vol.1078

シティのど真ん中にある庶民的なリンデンホール・マーケット。このマーケットの角にひっそりと佇む細い階段を上ってゆくと、こじんまりとした居心地の良いビストロ風レストランに辿り着く。わかり難い場所にあるにもかかわらず、ランチ・タイムにはスーツ姿のビジネスマンで一杯になることから、この店の人気具合がうかがい知れる。多忙なビジネス客がほとんどとは言え、温かみある飾りすぎないインテリアの影響か、店内はどことなくリラックスした雰囲気が漂っている。

メニューは、シンプルでベーシックなフレンチがメイン。さっと眺めた所では、ステーキやフランスらしいラビットなどの肉類が目に付くが、シーフードも割合豊富なので肉が苦手な人も大丈夫だろう。ただ、ベジタリアンはチョイスがかなり限定されるので、訪問前にウェブなどでメニューを確認しておくことをお勧めする。ワイン・リストはこの規模の店にしてはビックリするほど充実している上、グラスやボトルのほか、カラフでも頼めるのがうれしいところ(日によっては、テイスティング・イベント有)。

この日頼んだスターターは「Sauteed Foie Graswith Toasted Briosh(£9.25)」「Home Cured Salmon Blinis & Sour Cream(£7.25)」「Escargot de Bourgogne(£6.25)」の3品。口の上でとろける上質のフォアグラや、脂がたっぷりとのったサーモンは、頬っぺたの落ちるような美味しさで思わずうっとりとしてしまうほど。濃厚なガーリック・ソースがまろやかなエスカルゴも中々のお味。

合格点を余裕で超えるスターターに気を良くし、メインへの期待が高まるが、メニューの取り間違いなどもあり少々肩すくしを食らう。メインは「Grilled Halibut Steak( £ 17.95)」「Calves Liver Lyonnaise(£15.75)」。前者は、ムール貝とチャイブのソースが、淡白で大味のハリバット(おひょう)に上手く絡まり美味しかったが、後者はレバーの臭みが気になってしまった。ただ、苦味のない濃厚な上質のレバーなので、レバーが苦手でない人は満足できるのではないだろうか。

シティで働く人はもちろんのこと、英国人ビジネスマンの日常を垣間見たい観光客にもオススメ。サービスがゆっくりなので、時間に余裕がない時はあらかじめ伝えておくのがベター。

1. 脂のよく乗ったまろやかなスモーク・サーモン 
2. 舌の上でゆっくりととろけるフォアグラ。ブリオッシュを添えて。 
3. 濃厚な味のレバーがお好きな方は、是非トライしてみて
4. フランス料理と言えば、エスカルゴ(?!)。リッチなソースだが、上品な味
5. 大味のハリバットも、ソースをたっぷり絡めると美味しい魚に早変わり
6.シンプルで基本を抑えたものが並ぶデザートは、どれも£5.25。

Text: Kazumi Tsutsui、Photo: Maiko Akatsuka

レストラン・データ
店名 Luc's Brasserie
住所 17-22 Leadenhall Market, London EC3V 1LR map
TEL 020 7621 0666
WEB www.lucsbrasserie.com
営業時間 月〜金12:00-21:00
Budget Budget: £30〜
最寄り駅 Bank駅、Monument駅
 

*商品の品ぞろえ、価格等は取材時および記事掲載時のものです。予告なく変更になる場合もありますのであらかじめご留意ください。

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