安倍首相による靖国神社参拝
There is a reluctance on both side
両国とも理解しようとしていない
「ガーディアン」紙 1月2日
歴史を鑑みれば、安倍首相による靖国神社の参拝に中国が怒りの声を上げることには一定の正当性がある。だが、この問題は中国の執拗さをも露わにしている。中国は挑発されたと言うが、日中両国が所有をめぐり紛争を起こしている尖閣諸島の周辺に自国が軍備を集中させていることについては言及しない。「東アジアとその領海を誰が支配すべきか」という絶対主義的な考え方を捨て去らなければ問題解決などできないということを、両国ともに、そしてとりわけ中国側が理解しようとしていないのだ。
A peaceful shrine complex looks likely to stir up trouble
平穏な神社が混乱を起こしそう
「エコノミスト」誌 2013年12月27日
安倍首相による靖国参拝は日本の右翼主義者たちに大きな喜びを与えた一方で、同じぐらい大きな怒りを中国と韓国に覚えさせることになった。近隣諸国は、靖国神社を日本におけるかつての軍国主義の象徴と見なしている。日本国内でも靖国神社に対して嫌悪を示す者たちは存在する。だが、そのほかの何万人にも及ぶ日本人は、戦犯者を称えるというつもりはなく、戦死を遂げた愛する者たちのためにただ祈っているのだ。木々に囲まれた平穏な神社が、アジア地域における混乱をまたしても引き起こしそうだ。
ほかにもこんな日本報道が…
報道されないミス日本への圧力
「インディペンデント」紙 2013年12月27日
2012年のミス・インターナショナルでグランプリとなった吉松育美さんが、ある日本のタレント事務所からの圧力を受けるなどの被害を訴えるも、同事務所との関係悪化を恐れる日本のテレビ局がその実態を報じていないと報道。
ホームレスが除染作業に従事
「インディペンデント」紙 12月31日
福島第1原子力発電所での除染作業においては、ホームレスの人々が最低賃金で働かされていると報じる。
水痘ワクチンの開発者が死去
「タイムズ」紙 1月1日
水痘ワクチンの開発に成功し、2013年12月16日に死去した高橋理明大阪大名誉教授の追悼記事。
地球上で最も偉大なレース
「ガーディアン」紙 1月8日
箱根駅伝を「巨大ビジネス」「地球上で最も偉大なレースかもしれない」と論じる。2013年に、今回の箱根駅伝の上位選手たちと同様のタイムで走ることができた英国人はロンドン五輪金メダリストのモハメド・ファラー選手のみであるとも。
子供番組で罵り言葉
「デーリー・メール」紙 1月10日
振付師である南流石が、英語の罵り言葉が書かれた衣装を着用して子供番組に出演していた様子を写真付きで紹介。