蜷川幸雄演出の「海辺のカフカ」ロンドン公演
The stage like phantasmagoric art installations
幻影的な立体アートのよう
「ガーディアン」紙電子版
「デーリー・テレグラフ」紙電子版 5月29日
英各紙の電子版は5月29日付で、同28日よりロンドン公演が始まった蜷川幸雄氏演出の「海辺のカフカ」に対する批評記事を掲載した。「ガーディアン」紙と「デーリー・テレグラフ」紙が5ツ星を最高点とする評価で4ツ星を与えている。
「ガーディアン」紙は、舞台上でなめらかに動き続けるプラスチックの立方体を「幻影的な立体アートのよう」と形容した。またこの立方体を動かし続けることで蜷川氏の構想を実現した黒子に「最大の賛辞が送られるべき」と称賛。
さらに「デーリー・テレグラフ」紙は、カフカ少年を演じた古畑新之氏とナカタさん役の木場勝己氏を「ペーソスとコメディーの間を絶妙に歩んでいる」と評価した。
A refreshingly unpredictable right-winger
予測不可能な右翼
「エコノミスト」誌電子版 5月21日
「エコノミスト」誌の電子版は5月21日、「大阪都構想」が住民投票で否決されたことを受けて、橋下大阪市長の人物評を掲載した。
同記事は「かつて日本を魅了した」橋下氏にとっては「驚くべき逆転負け」になったと伝えている。さらに橋下氏が市長を退任後、安倍内閣に招聘されるとの噂があると紹介。橋下氏による従軍慰安婦についての過去の発言などに触れた上で、同氏が「予測不可能な右翼であり続ける」と述べている。
The country’s government has turned to a character created by Sanrio
日本の政府がサンリオのキャラクターに救いを求める
「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 5月26日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は5月26日、日本で魚の消費量が落ち込んでいることを受けて、農林水産省がギフト商品企画・販売会社サンリオのキャラクター、KIRIMIちゃんを「大使」に任命し、状況の打開を図っていると報じた。
同記事はまた「日本は世界の食卓に寿司と刺身をもたらしたかもしれない。しかし、日本の若者たちは魚には関心を示さなくなってきている」と伝えている。They are the latest weapon
ハイテク・トイレが日本の最新武器
「タイムズ」紙 5月27日
5月27日付の「タイムズ」紙は、内閣府の有識者会議が「ジャパン・トイレ・チャレンジ」と銘打った提言をまとめたことを受けて、「安倍首相がロボット・トイレで経済改善へ」と題した記事を掲載した。
同記事は、ウォシュレットなどの「ハイテク・トイレ」を「日本の最新武器」と紹介。その機能について「寒い日にはお尻を暖め、暖かくなれば洗浄水で冷やす」「操作ボタンは宇宙船の操縦室のものと大して違わない」と説明している。
Towns practising ‘creative depopulation’
「創造的過疎」を実践する町
「インディペンデント」紙 5月28日
「インディペンデント」紙の電子版は5月28日、徳島県の神山町で実施されている「創造的過疎」の取り組みを伝えた。
同記事は「創造的過疎」を「人口が減少しても、より若く創造的な町へと変える」取り組みと定義。客のいないガソリン・スタンドや農作業を行う年輩の女性の姿を見る限りでは「どこにでもある田舎町」である神山町が、実はIT ベンチャー企業や大都市の生活に疲れを感じた若者を積極的に誘致していると説明している。
One of the first people to photograph the east Asia
東洋を最初に撮影した一人
「ガーディアン」紙 5月22日
5月22日付の「ガーディアン」紙は、1865年時点の日本の様子を写した4枚の写真を掲載。「東洋を最初に撮影した一人」である英国人写真家のフェリーチェ・ベアトによって撮影されたこれらの写真は、同23・24日にロンドン市内で行われた写真展において展示された。