切符売り場の閉鎖に抗議するため、2月4日夜よりロンドン地下鉄のストライキを実施している交通労組RMTのボブ・クロウ委員長が、自身が地下鉄を利用する際には切符売り場を利用していないことを認めた。民放局ITVが報じた。
RMTが切符売り場の閉鎖と950人の人員削減計画への抗議を目的としてロンドン地下鉄のストライキに踏み切ったことを受けて、ITVニュースはクロウ委員長とのインタビューにおいて自身は切符売り場を利用するかと質問した。同委員長はオイスター・カード(日本のスイカやパスモに相当)を所持していることから、切符売り場は利用していないと回答。ただし、視覚障害者や英語を流暢に話すことができない人のために、切符売り場を維持する必要があると述べた。
まだスト実施の直前にブラジルで休暇を過ごしていたことが発覚し、その行為の是非が問われていることについても問われたクロウ委員長は、休暇の手配は昨年3月に行ったもので、予約をキャンセルすることで費やしたお金を無駄にするつもりはないという趣旨の回答を行った。
Sun, 10 November 2024