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Sat, 21 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 20 Jun 2013 vol.1389

6 June 2013 vol.1388

籠

「英国人は天気の話ばかりしている」とよく言いますが、特に近年は天気の話題に事欠かないのではないでしょうか。大雪に大雨、過去50年間で最も寒い春を過ごしたかと思えば、最近は日本の梅雨を思わせるジメジメした日々が続いています。そのせいか体調を崩す人が多いようで、朝の通勤電車の中でフラッと倒れてしまった乗客を何回か見かけました。この「フラッと」を回避するためには、朝食をきちんと食べる、気温や湿度の変化に合わせて上着をこまめに着たり脱いだりする、ペットボトルなどで携帯した水を時折軽く口に含んだりするといった予防措置があるようです。明日は天気になーれ!(籠)

月

週末、また傘を紛失してしまいました。あちらこちらに傘を置き忘れる習性のある私。年明けには「ものをなくさない」と誓ったはずなのに……。晴れたり曇ったり雨が降ったり土砂降りになったりと天気がめまぐるしく変わったその日、訪問した場所に傘を残したまま一旦外に出たものの、すぐに気付いて間一髪セーフ。「今年の私は一味違う」とほくそ笑みながら乗った電車に傘を置き忘れ、プラットフォームで慌てふためくも今度はとき既に遅し。茫然自失の濡れネズミとなって帰宅しました。雨女のくせにこれほどまでに大切なパートナーである傘の存在をなぜ忘れるのか、我がことながら解せません。(月)

縞

週末に一斉に始まった夏のセールに行ってきました。今年は天気が悪く、夏はおろか春らしい気候にもなっていないのに、季節を先取りで夏物を安く買う……。なんだか不思議な気分です。デパートに向かう途中、ダウン・ジャケットを羽織る人やムートン・ブーツを履いている人とすれ違ったりして、今が冬なのか夏なのか季節感が全くありません。戦利品はというと、これから夏らしくなるのかな? なんて疑問に感じていたら気になってしまい、所々で買いそびれてしまいました。もやもやした天気と気持ちってリンクするのでしょうか。でも何か素敵なものが欲しいので、また第2弾、行ってきたいと思います!(縞)

渚

昨年、夏フェスに数回参加しました。テントを張り2、3日間の音楽三昧。そこで面白い光景を見ました。毎回、最終日になるとごみ収集所には泥だらけの長靴の山、布団、さらにはテントまで……。英国でフェスに参加する人たちの中にはこうしたものを使い捨てにする人もいるのだと目を疑いました。もしくはこれこそがフェス上級者のあるべき姿なのかもしれません。また、音楽だけでなくコスチュームのコンペが行われているイベントもあり、改めて日本のフェスとの違いを感じました。今年はこれからがフェスの時期! 詳細はダイジェストのウェブ上のイベント情報をチェックしてみてください。(渚)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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