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Sat, 21 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 18 Jul 2013 vol.1391

18 July 2013 vol.1391

籠

前々から気になっていたロンドン北西部はハムステッド・ヒースの遊泳池に出掛けました。もうそれこそ何百人単位の人が海水パンツやらビキニ姿で練り歩いていたものだから、私自身も恥じらいの意識が薄れてしまったようです。混雑していた更衣室ではなく木陰で海水パンツに履き替えるや泳ぎまくり、その後も海パン姿で園内を散歩してしまいました。分別ある行動が求められる年齢なのは分かっているのですが……。「大人らしさ」とか「男らしさ(女らしさ)」といったものにそれほど囚われなくて良いというのも、英国生活の醍醐味だとは思いませんか。いや、つまりは羽目を外しただけです。すみません。(籠)

月

テニスのウィンブルドン選手権男子シングルスで、ついにマリーが頂点に立ちました! 決勝前日、当日券のキューイングの様子を取材するためウィンブルドンへ行ったのですが、話をした女性たちのうち一人は何と14日前からキャンプ暮らし。27年間毎年、テントを張り当日券獲得に勤しんでいるのだとか(唯一、息子さんが生まれた年だけ来られなかったそう)。「ウィンブルドンを支えているのはセレブじゃない、私たちよ!」と誇らしげに言っていた彼女たちも、センター・コートの外の丘(決勝の日は当日券を獲得できてもコート内には入れないのです)で、生涯記憶に残る光景をその目に焼き付けたことでしょう。(月)

潜

(籠)さん同様、私もずっとつらい日々を送っていました。そう、花粉症です。1日1錠飲めば良いというアレルギー薬で何とか症状を抑えていますが、この薬の効果が持続するのは16~18時間(個人差があると思うのですが)。薬が切れると途端に鼻水 & クシャミがひどくなり、それと同時に思考もほぼ停止――まるで何かの中毒患者のようです。それでも常に薬の効果が持続するように、特に寝る前にはタイミングを計算しながら薬を飲むしかない日々です。ここ最近、急に暑くなったのでかなり楽になったのですが、またいつ寒さがぶり返すか……。少しでも長くこの「夏」が続くよう、祈っています!(潜)

澄

屋根裏にある私の部屋、冬は冷え込み、夏は暑くなるのはいつものことなのですが、この週末はドアを開けても、窓を開けても、扇風機をフル回転させても、温度が全く下がりませんでした。物置から業務用(?)らしき大型扇風機を持ち出したところ、強風で少し涼しく感じるも凄まじい音が気になりギブアップ。その後も首に氷タオルを巻いたり、アイスを食べてみたりするも効果がないため、諦めて庭へ避難。結局、日陰は部屋よりも数段涼しく、必要なものを移動させて外で数時間を過ごしました。今回は部屋にいる方法を必死に考えてしまいましたが、今後は天気が良い日には外出しようと思います。(澄)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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