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Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 17 March 2016 vol.1455

17 March 2016 vol.1455

籠

東日本大震災から5年が経過しました。あの日から現在に至るまで、遠く離れた異国の地での日々を過ごすことだけに汲々としていた私には、震災について軽々しく語る資格などないのかもしれません。それでも、もし東北の人たちに何か伝えられることがあるのだとしたら。在英邦人の中にもチャリティー活動を続けている人がたくさんいます。先日ロンドンで開催されたとあるマラソン大会では、スタート前に英国人ランナーたちがそろって犠牲者の方々のために黙とうしてくれました。英国のメディアも皆さんを応援しています。被災地が一刻も早い復興を遂げることを、改めて心よりお祈り申し上げます。(籠)

月

月3月11日、東日本大震災の発生から5年を迎えたこの日、ロンドン中心部の聖マーガレット教会には記帳台が設けられました。在英邦人を始め、福島から来英したお子さん方や各国からの旅行者も数多く訪れたそうです。忘れずにいること、自分に何ができるのかを自身に問い行動すること、そして世界各国の惨事にも目を向けること。5年という一つの節目に改めて心に刻みたいと思います。(月)

梦

皆さんは、来英後に日本映画を観賞したことはありますか。探してみると、日本映画を観る機会はちょこちょこ転がっています。映画祭だったり、映画館だったり、DVDだったり。こちらで日本映画を観賞する時に密かに楽しみにしているのが英語字幕。字幕なので文字数に制限があるというのを考慮しても、英語字幕込みで日本映画を観賞すると、日本語の表現の多様さに思わずため息が出てしまいます。と同時に、ひとつの言語の雰囲気を他言語で伝える難しさも感じます。直訳が常に正しいわけではなく、雰囲気を伝えること。これは翻訳に限らず、何かを伝える時には大切なことなのかもしれません。(梦)

遊

大切な友人の一人にメイクアップ・アーティストのベトナム人がいます。私を妹のように可愛がってくれる女性なのですが、飲んでいる最中にぽつぽつと昔話をしてくれました。中学生の時からメイクが好きだったのに親に従いロンドンの大学の経済学部に進学、銀行で25歳まで働いていたけど「やはり違う!」と一大決心。本格的に今の仕事を始めたのは半年前からと。驚きました。短いキャリアを感じさせない彼女の仕事ぶりはもちろん、そんな大転身があったとは。彼女の魅力を知ることができたと同時に、これから日本で行う就職活動に向けて不安を抱える私には、勇気がもらえるお薬になりました。(遊)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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