第13回 カメラを手に街歩き
〜日常を切り取る「スナップ写真」
暖かくなり屋外へ出る機会が増えてくると、カメラを手にすることも自然と多くなるのではないでしょうか。特別な日だけでなく、普段の日にカメラを持ち歩いて、時にはいつもの「日常」をカメラに収めてみるのも、新しい発見につながるかもしれません。
毎日通る見慣れた道路、気の置けない友だちや家族が見せる屈託のない笑顔、街角で見かけた気になるオブジェ、休日に作ったケーキなど、日常の一瞬を撮影した「スナップ写真」。そこには、写真スタジオで撮影した「証明写真」や学校の「集合写真」とは違う、自分や家族、友人らの、とても自然な姿が写っているのではないでしょうか。
また、日常を撮るつもりで歩いていても、時には思いも寄らない「非日常」な場面に遭遇するかもしれません。カメラを持ち、普段からアンテナを張っているからこそ、見えてくる光景もあるでしょう。友人と一緒に街歩きをした後、お互いの撮った写真を見比べてみるのも楽しいですね。同じ場所を撮影しても同じ写真にならないというのも、写真のおもしろいところです。
ただ、写真は時に人のプライバシーを侵しかねません。携帯電話にもカメラが常備されつつあり、誰もがいつでもシャッターを切ることができる今日、撮影する際の「マナー」も忘れずにいたいですね。
ノッティング・ヒル・カーニバルにて
パレードが終わった後のバッキンガム宮殿前にて
キングス・クロスの駅にて
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