これまで在英邦人を対象に街頭調査を行ってきた「ぶぉっくす・ぽっぷ」の特別編。今回は日本語を学ぶ外国人に焦点を当て、2月3日に開催された「大学生のための日本語スピーチ・コンテスト」と左ページで紹介した「ビジネス日本語スピーチ・コンテスト」の参加者、さらには当日会場を訪れた日本語学習者たちの意見を聞いてきました。質問のやりとりはすべて日本語。我々の母国語は、世界からどのように見られている?
アンケート実施場所: ロンドン大学アジア・アフリカ研究学院(SOAS)
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調査結果が示すのは、「やっぱり外国語を習得するのは難しい」ということ。特に我々のような在英邦人が日本語にない英語の発音や文法に苦労するように、西欧圏の人たちにとって日本語は全く異次元の世界。漢字、敬語などといった西洋諸語には馴染みのないものに相当苦戦しているようだ。また今回の調査で分かったのは、ほぼ全員の回答者がいつか日本に住みたい、働きたいという思いを明確な動機付けにして勉強しているという事実。「古い伝統と最先端の科学技術が共存している」、「西欧とは全く異なる独自性がある」といったイメージがある日本の文化に、強く惹かれている人たちが多かった。異国への憧れを膨らませながら外国語の学習に励む様は、まるで渡英前の自分の姿を映しているようだと共感してしまう読者も多いはず。ニュースダイジェストは、これからも英国で日本語を勉強する学生を応援します!