ポケモンGOと日中関係
Chinese ‘seize’ Japan’s war shrine in Pokémon Go battle
ポケモンGOで中国人が靖国神社を「掌握」
「タイムズ」紙電子版 7月25日
人気スマホ向けゲーム「ポケモンGO」に英各紙が注目、7月25日付「タイムズ」紙電子版は、アジアの二大大国で長年ライバル関係にある日本と中国が、スマホ上でモンスターを戦わせることで対立していると報じた。
同紙は、靖国神社内に設置されているジム(モンスター同士を戦わせる場所)において勝者が目まぐるしく変わっており、その多くが中国系と思われる名前のプレイヤーであると指摘。また、中国のソーシャル・メディアではこのゲームが、日本と米国が中国の軍事基地の場所を特定するためのもくろみであるといううわさが拡散されているとした。
「デーリー・テレグラフ」紙電子版は過去に配信されたポケモンGOに類似したゲームに着目。「Open Pokémon」や「Geomon」などを紹介している。
What makes things cute
何が「カワイイ」を形作るのか
「ガーディアン」紙(電子版) 7月19日
「ガーディアン」紙電子版は7月19日、「カワイイ」という概念を探る学術分野に注目する記事を掲載した。
同記事は、熊本県のゆるキャラ「くまモン」に着目。商品パッケージで同県をPRするなど、同県支援と引き換えにキャラクターの無料使用を認めることで、くまモンが県の知名度アップに貢献し、多大な経済効果をもたらしたとしている。また、「cute」という単語はシェイクスピアの時代には英国に存在していなかったといった点にも触れている。
How Japan came to believe in depression
どうやって日本はうつを信じられるようになったのか
「BBC」7月20日
BBCは7月20日、日本におけるうつ病に対する意識の変遷に関する記事を掲載した。
記者は、うつ病に悩まされている自身の体験を漫画の形にまとめたという、とおりすがり氏へのインタビューを実施。同氏がうつ病と診断された当時は同病に対する認知度が低く、両親や親友から「気を引こうとしている」と言われたというエピソードなどを、同氏の手によるイラストとともに紹介している。
Japanese Buddhist priest sets sights on canoe gold
日本の僧侶がリオ五輪カヌーで金メダル目指す
「ガーディアン」紙(電子版)7月25日
「ガーディアン」紙電子版は7月25日、リオ五輪のカヌー日本代表、矢沢一輝選手に注目する記事を掲載した。
普段は長野県善光寺大勧進の僧侶として生活している矢沢選手。同紙は、北京、ロンドンに続き3度目の五輪出場となる矢沢選手がロンドン大会の後に安定した職業を持つ必要性を感じて僧職を選択した経緯を紹介。「僧侶としての仕事が第一であり、カヌー選手としての活動は余暇に行うと決意した」と語る同選手の発言などを取り上げている。
Not just terrorism – it’s a hate crime
テロリズムというだけでなく憎悪犯罪
「インディペンデント」紙 7月27日
7月27日付「インディペンデント」紙は、神奈川県相模原市の障害者施設で19人が殺害された事件について、この事件はテロリズムというだけでなく、憎悪犯罪だと主張する記事を掲載した。
自らも障害を持つ記者は、植松容疑者の「おぞましい行動」の裏には障害者たちが虐げられ、人間性を奪われ、憎まれているという厳しい現実があると主張。英国もその例外ではないとして、自らの実体験について語っている。
VHS is dead
VHSは死んだ
「ガーディアン」紙電子版 7月22日
7月22日付「ガーディアン」紙電子版は、日本国内で唯一ビデオデッキを生産していた船井電機が、7月でVHS ビデオデッキの生産を終了するニュースを取り上げた。「40年にわたるベータとVHSの戦いがついに終わった」と始まる同記事では、28年前にはVHSがベータに勝利したが、結局のところVHSはベータより9カ月、長生きしただけだったとしている。