BBCの電子版は9月30日、「日本人はなぜ9月以降に海へ行かなくなるのか」と疑問を呈する記事を掲載した。
同記事は、8月中であれば何百万人もの人々が東京近郊の砂浜に押し寄せるにも関わらず、9月1日を境に砂浜は無人地帯と化したと報告。今年の東京は9月になっても気温が25度を超すことが珍しくなく、他国であれば人々は砂浜に殺到するだろうと伝えた上で、9月以降の海辺の閑散ぶりを「動物界の集団での大移動と同じくらい不思議な光景」であると述べている。
同記事の記者によると、9月以降の海辺で見かけたのは、犬とその飼い主と「外人」のみ。また海だけではなく、屋外プール施設まで閉館してしまうことを疑問視。9月以降でも汗だくになって過ごしている人が多くいることから、このような状況を「犯罪的な無駄」と表現している。
続けて同記者は、「日本人は順法精神がある」ために、監視員がいないときに泳いではいけないと言われれば従う傾向があるとする友人の見方を紹介。さらに日本社会の同調圧力が強いことなども考えられる理由の一つとして挙げている。
Tue, 03 December 2024