「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は1月19日、甘利経済再生担当相が金銭授受疑惑で辞任したことについて、「安倍政権を混乱に陥らせる」出来事であると報じた。
同記事は、甘利氏が、安倍首相が掲げる経済政策であるアベノミクスの「強力な推進者」であると紹介している。同氏が経済成長を重視する一方で、麻生財務相は財政再建を優先していることから、今回の辞任は「内閣のバランスを崩す」と解説。この結果、安倍政権が今後、緊縮財政に重点を置く可能性があると伝えた。
さらに同記事は、「政治家とカネ」は日本の政治において度々話題になってきたと説明。金銭授受などに関係した問題で公的な人物が辞任するのは「甘利氏が初めてではない」と述べている。
Sun, 10 November 2024