ボリス・ジョンソン前外相は、2年前に行われたEU離脱の是非を問う国民投票の遊説中に、トルコからの移民が英国に脅威を与えるだろうと数回にわたり述べた事実を否定した。「インディペンデント」紙が伝えた。
18日に英中部スタッフォードシャーで行われたスピーチの際、ジョンソン前外相は記者からの質問に答えて「国民投票のときにトルコについては何も言わなかった」と回答。しかし実際には、離脱派の前外相は国民投票の運動期間中、トルコからの移民問題について何度も有権者に警告した。それは、トルコがEUへの加盟を許された場合、7700万人のトルコ国民(トルコの全人口)が何のチェックも受けずに英国に入国する見込みであるというもので、有権者の恐怖をあおる離脱アピールだった模様だ。