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Mon, 23 June 2025

英国発ニュース

英仏独、米との対話要請―イランは協議継続の意向

(ベルリン 6月21日 時事)イスラエルとイランの交戦を巡り、英仏独の外相は20日、ジュネーブでイランのアラグチ外相と協議を行い、米国と対話を続けるよう要請した。英仏独外相が協議後、記者団に明らかにした。バロ仏外相は「(イスラエルによる)攻撃停止を待たず、(米国との)交渉を検討するよう求めた」と述べた。アラグチ氏は、欧州側との協議を継続する意向を示した。

欧州側は米国と調整した上で、協議に臨んでおり、米国の意向をイランに伝えたとみられる。バロ氏は「この外交的な取り組みが交渉への道を開くと考えている」と強調。ワーデフール独外相は「非常に真剣な協議だった。米国が交渉に関わることが極めて重要だ」と述べた。 

ラミー外相は「非常に危険な局面だ」と紛争拡大に懸念を表明。協議に参加した英仏独と欧州連合(EU)外相は共同声明で、イランの核保有阻止のための「交渉による解決」を要求し、武力行使に訴えるイスラエルと距離を置いた。

アラグチ氏は協議後に声明を発表し、イスラエルによる攻撃がやめば「外交的対応を検討する」と強調。その上で、「(欧州側と)近く新たな会合を開く用意がある」との立場を明らかにした。

協議は休憩を挟みながら、3時間以上続いた。核問題だけでなく、テロ組織や、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対するイランの軍事支援も議題となった。カラスEU外交安全保障上級代表(外相)は「中東情勢のエスカレーションは誰の利益にもならない」と指摘した。
 
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