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Tue, 19 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 7 Feb 2013 vol.1380

7 February 2013 vol.1380

籠

先週の日曜日に、ロンドン北西部ワトフォードで開催されたハーフ・マラソン大会に出場してきました。記念すべき今年の初レースです。当日の気温はとても低く、スタートのピストルが鳴らされるまで歯をガタガタいわせながら体を震わせていたほどだったのですが、走り出してみるとすこぶる快調。数十分単位でペース・メーカーが用意されるという環境の良さもあって、自己ベストを1分半ほど更新する好記録を叩き出すことができました。今年の新年の誓いは「ハーフ・マラソンの自己ベスト更新」だったので、その誓いを早々と実現できたことに大満足しています。2013年の残り11カ月はもう安泰です。(籠)

月

昨年、英中部レスターの駐車場で中世のイングランド国王、リチャード3世のものと思しき遺骨が発見され、話題を呼びましたが、その骨が国王本人のものということが科学的に証明されたようです。同国王の研究をしていた歴史学者たちが数年前、王の姉の直系で16代目に当たるカナダ在住の女性を探し当てたものの、今回、女性は既に亡くなっていたために、17代目である息子にDNA提供を依頼したのだとか。また、頭蓋骨から復元された顔(かなりの美形!)は、専門家によると、うち約70%が誤差2ミリ以下と考えて良いそうです。こうやって執念と科学技術の発達が、古の事実を紐解いていくのですね。(月)

扇

以前(籠)さんも同じ現象に悩まされたそうですが、最近、私の部屋でテントウムシが原因不明の大量発生をしています。机の縁を歩いていたり、自分の肩に乗っていたり。いわゆる益虫ですし、星の数も違うので見ていて面白いものの、ちょっと出てきすぎかも……。英語ではLadybird、Ladybugなどと言いますが、Ladyとは聖母マリアに由来しているという説があるようです。日本でもテントウ(天道)、つまり太陽や神様(的なもの)、という名が付いていますし、そのほかの言語でも縁起の良いものが呼び名となっていることが多いとか。つまりこの大量発生は私に何か幸運が訪れる予兆ということですね!(扇)

嵐

先日友人宅へ遊びに行った際に見つけた可愛らしいお花のアクセサリー。聞けば、東日本大震災で被災し、宮城県の仮設住宅で活動をしている手芸グループ「ナデシコ」と、ロンドンに拠点を置くデザイナー、Sonoさんとのコラボ作品だということが分かりました。津波に流された着物などをリサイクルし、ファッション小物に生まれ変わらせているとのこと。詳細に関しては、下記リンクをご参照ください!(嵐)www.news-digest.co.uk/news/features/japan-earthquake/charity/7673-quake-charity.html

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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