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Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 6 Mar 2014 vol.1406

6 March 2014 vol.1406

籠

テムズ河沿いで開催された20マイル(約32キロ)マラソン大会に参加しました。朝5時前に起床して、バスを乗り継ぎ会場へ。大雨のせいで沼や小池と化した道を泥まみれで疾走。フル・マラソンの距離の約4分の3を走るわけですからバテることを覚悟していたのですが、意外にも爽快な気分でゴールしました。「帰り道であと10キロ走ればフル・マラソンを走ったことになるな」と思い、柔軟体操をしてバナナを食べてからまた走り出そうとしたら……両足全体がつってしまいました。しばらく地面に倒れ込んでもだえていたのに、疲弊し切ったほかの参加者たちが誰も気付いてくれなかったのが悲しかった。(籠)

月

古今東西のセレブ情報に精通したスミス京子さんが、旬のタブロイド・ネタを取り上げるコラム「セレブの部屋」が本号をもって終了することになりました。私が入社して間もなく本コラムの担当になったときには、英国人セレブの知識が皆無で、「サイモン・カウェルって誰!?」「ワン・ダイレクションのメンバーの区別がつかない!」など、毎回にわか勉強に明け暮れたものでした。そんな日々が続くこと数年。特訓(?)の成果か、今では毎日欠かさずタブロイド紙数紙をチェックするミーハー編集者になりました。京子さん、今後も日々鍛えますので、また別の機会にお仕事をご一緒できましたらうれしいです!(月)

狸

いまだかつて、大けがも深刻な病気もしたことのない健康な私。ところが最近、捻挫を初体験しました。ヒールで急ぎ足で歩いていたら、平坦な道で重心を崩し、「ピキッ」と音がしたと同時に激痛が……。片足を引きずりながらなんとか駅まで歩いたはいいものの、階段だらけのロンドン地下鉄駅を上り下りするのは一苦労! 日ごろの健康な身体に感謝する良い機会となりました。うれしかったのは、何人かの道行く人たちが「大丈夫?」と声を掛けてくれたこと。それ以外にも重い荷物の持ち運びを手伝ってくれたり、ドアを押さえていてくれたり。こうしたロンドナーの気遣いは素晴らしいですよね。(狸)

柑

先日、日本から母と妹が遊びに来てくれ、ロンドンとパリを観光してきました。かなり楽しかったのですが、パリでまさかの詐欺被害に! 駅で切符を買おうとしていたら安く売ると声を掛けられ、始めは断って いたものの「試しに使ってみていいから」と改札まで連れて行かれ、妹が中へ。あれ、入れた? でも誰かに呼び止められてる……何これ? と混乱している間にお金と引き換えられ、私たちも慌てて改札内へ入ったところ、切符は子供用で、待ち構えていた係員に罰金を払わされてしまいました。よく聞く話ですが、まさか自分の身に起こるとは……涙。皆さんも旅行の際は十分に気を付けてくださいね!(柑)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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