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Mon, 23 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 4 Sep 2014 vol.1418

4 September 2014 vol.1418

籠

ショックが大き過ぎて周囲の人々には話していなかったのですが、我が家に空き巣が入りました。家に帰ったら、自室の扉がストッパーで止められたまま全開に。そしてPCやテレビといった電化製品一式とタンス預金が消えていました。恐らく中古店に売りさばくためでしょう、電化製品に関しては取り扱い説明書も持っていかれたようです。緊急番号の999を鳴らしたら、その数分後には2人の警察官が到着。 事件現場となった私の部屋の中を確認しながら、「随分荒らされましたね」と言ってくれたのですが……。「荒らされたんじゃなくて、もともと散らかっている場所なんです」とはどうしても言えなかった。(籠)

月

エディンバラの街の至るところで芝居やダンス、コメディーが繰り広げられるエディンバラ・フリンジが8月末に終わりました。毎年行きたいと騒いでいながら、いまだに行けていない(どころかスコットランドに行ったことすらない)体たらく。今年もやっぱり無理だった……。ホテルや航空チケットをチェックするまでは良いのですが、外せない仕事が入ったり、体調崩したりと、何かと邪魔が入る。もうかれこれ10年ほど片思い中です。同様におあずけを食っているのがニューヨーク(昔行ったことはありますが)と屋久島。まあ、憧れの場所があるというのは、 生きる目的にもなって良いですよね。(月)

眠

国会議事堂の見学ツアー & アフタヌーン・ティーに行って来ました。特に政治にも歴史にも詳しくないのですが、ミーハー気分で参加です。女王のスピーチが行われる上院の絢爛豪華な玉座や、下院にある 緑色の長ベンチなどを間近で見られるのも感激ですが、少しすり減った床や戦争の傷跡を残した一角など歴史の積み重ねを感じる博物館的な部分と、地味な議員の名札や、雰囲気に全くそぐわないTVモニターや扇風機など、現場のリアルさを示す部分の混在ぶりが面白く感じました。あ、アフタヌーン・ティーはテムズ河を臨むテラス席に行ってみたい方にはオススメですが、それ以外は期待しない方が……。(眠)

渚

エンターテイナーの友人に誘われ、英国人の子供の誕生日会へ行きました。子供たちの目はパペットやバルーンを使った友人のショーに釘づけに! また、英国の誕生日会では定番の「Pass the Parcel(小包回して)」というゲームでも大興奮。音楽が流れる中、 子供たちが輪になって、景品と包み紙が幾層にも重なり合った小包を回し、音楽が止まったときに小包を持っている子が包みを1枚だけはがして中の景品 をもらえるというルールで、景品欲しさに小包を回さなかったり、当たらず泣き出したり、景品を手にして満面の笑みを浮かべていたりと、子供たちの色々な表情を見ることができ、心が和みました。(渚)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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