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Mon, 23 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 18 Sep 2014 vol.1419

18 September 2014 vol.1419

籠

英国の週刊誌「エコノミスト」の購読を始めて、かれこれ10年以上が経ちました。いまだにすごい雑誌だなと思います。たとえ背景知識が乏しくとも、世界で何が起きているかを少なくとも分かった気にさせ、またそれぞれの事象の未来図までを描いてしまうマクロな視点。ニュース記事という枠を超えた技巧とユーモアにあふれた文体。日本関連の記事も「よく調べているなあ」と感心させられることが多いです。在英ジャーナリストの小林恭子さんによると、同誌の編集部では「さて今週は世界をどうやって提示しようか」という感じで会議が進むのだとか。そんな、いかにも大英帝国的な世界観が素敵。(籠)

月

本号の特集「シャーロックとホームズのロンドン」を執筆してくださったのは、数多くの雑誌にシャーロック・ホームズ関連の記事を寄稿されている英国在住の清水健さん。原作中のほんの数行を理論的に証明することが可能か科学的に検証したり、世界各地のホームズゆかりの地に赴いては現地調査に勤しんだりと、ホームズに人生の大部分(?)を捧げている筋金入りのシャーロキアンです(外見もヴィクトリア時代を彷彿させるような……)。BBCシャーロックにはまっている人は多いかと思いますが、原作の世界にも無尽蔵の謎や楽しみが詰まっていますので、未読の方はぜひ手に取ってみてください!(月)

嵐

最近、アール・グレイ・ティーの飲み比べをしています。アール・グレイと言えばアロマ・オイルとしても使用されるベルガモットの香りをつけたフレーバー・ティーの一種。ベルガモットにはリフレッシュ効果があるらしく、仕事の合間に心地良い気分になっています。ティーの飲み比べってこれまで意識して実践したことはなかったのですが、色の出方(濃薄)、微妙な風味や香りの違いなど、自分が一番好きなものはどれかなと思いながら味わうのはなかなか楽しくて、かなりはまっています。香りの好き嫌いなどもあると思いますが、アール・グレイに限らず、皆さんも飲み比べ、ぜひお試しください。(嵐)

潜

いわゆるアラフォーになって、実はテニスを始めました。家から徒歩2分の公園内にある公共テニス・コートで個人レッスンをしているコーチを見る度にちょっと気になっており、この距離なら気軽に始められるかも……と思ったのがきっかけ。人生で初めてテニス・ラケットを握った日からまだ3週間程ですが、褒め上手なコーチのおかげで、意外にも私がボールを打っている! ということに軽い感動を覚えています。ラリーが出来るようになるまでもう少しなので、今はそれを目標に週末のレッスンを楽しみにしています。「Never too late to learn」と言われますが、新しいことを始めるのはやはり楽しいですね。(潜)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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