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Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 4 Jan 2013 vol.1378

4 January 2013 vol.1378

籠

あけましておめでとうございます。「欧州の街並みに新しい息吹を吹き込む欧州の建築家」をテーマとした新春号の3国合同特集記事で英国がインタビューしたのは、ロンドン東部にあるペッカム図書館の設計などで知られるウィル・オルソップ氏。豪快な人物という評判通りの方で、ご自身の事務所でワインをゴクゴク、タバコをプカプカと嗜まれつつお話してくださいました。周囲のスタッフの方たちもにこやかで、すぐに打ち解けてくれる人たちばかり。あの牧歌的な雰囲気の中でずっと仕事をしているのか、それとも来客がいないと張り詰めた空気になるのかいまだに気になっています。2013年も、英国ニュースダイジェストをよろしくお願いいたします。(籠)

月

あけましておめでとうございます。年末の話になってしまうのですが、ミュージシャン、布袋寅泰さんのロンドン・ライブに行ってきました。開始時間が徐々に近付き照明が暗くなると、どこからともなく野太い「ホテイ」コールが沸き上がり、布袋さん登場とともに一気にヒートアップ。腕を振り上げ飛び跳ねるファンの一糸乱れぬ様も圧巻でしたが、半拍くらい微妙にずれながら手を必死に振り回して聴き入る若い外国人の聴衆の姿を見て、なぜか胸がジーンとしてしまいました。何度も今回のライブを「スタート」だと言い、夢だったとうれしそうに語っていた布袋さん、これからもロンドン始め、英国の様々な音楽シーンでギターをガンガンかき鳴らしてください!(月)

潜

友人から預かっている鉢植えのオリーブの木が、元気に育っています。その鉢はもともと、イタリアはシチリア島出身の友人が、実家のお父様から贈られたものなのですが、彼女が都合で米国に行くことになった際に私が預かって以来、1年以上経った今も我が家で育てています。とは言っても窓際に放置し世話らしい世話もしていないのですが、東向きのため朝日がたくさん当たるからでしょうか。驚異的な勢いですくすくと育っています。昨春には何と実まで2つ、つけました。いつかオリーブ・オイルが絞れますように、と淡い期待を抱きつつ、これからもっと寒くなると思われる今年のロンドンの冬を、どうにか乗り切ってもらいたいと思っているところです。(潜)

狸

あけましておめでとうございます! 皆様は新年、いかがお過ごしでしたか。私は3年振りに日本でお正月を堪能してきました。さて、お正月と言えばおせち料理が定番ですが、私の地元ではお雑煮が一般のものと少し変わっているようです。ずばり、中に入れるお餅が「あんこ餅」なのです。私は地元を出るまでこのあんこ餅雑煮が普通だと思ってきましたが、都会に出て色々な人に指摘され、それが地元特有のものだと気付きました(ちなみにうどんで有名な、日本で最も狭い県出身です)。地域によって独特の風習があるのは面白いですね。変と言われようと、まずそうと言われようと、私にとってのお雑煮はこのあんこ餅スペシャル・バージョンです。(狸)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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