アメリカンじゃなかったの!?
アクターズ・フロム・カナダ
米国のセックス・シンボルのようなイメージ
があるパメラ・アンダーソンも実はカナダ出身
ロシアに次いで世界第2位、日本の27倍(!)という国土面積を誇る広大なる国、カナダ。なのに、「カナダからの手紙」(往年の大ヒット曲)ならぬ、「カナダからの俳優」を挙げようとしても、パッとどころかしばらく考えても名前が出てこない。歌手ならなんとかジャスティン・ビーバー(19)、アヴリル・ラヴィーン(28)、セリーヌ・ディオン(45)、それからブライアン・アダムス(53)と4人ほど思い浮かぶが。国土面積では僅差で勝った3位のお隣さん、米国に、映画業界では白旗を挙げざるを得ないのが実情だ。それでも探してみたら、スター級がいた。どうにか10人挙げてみたい。
しょっぱなから悲報絡みで申し訳ないが、先月、バンクーバーにあるホテルの部屋で急死した米人気ドラマ「Glee/ グリー」のフィン役コリー・モンティス(享年31)はカルガリー出身。中堅・ベテラン枠では「トゥルーマン・ショー」のジム・キャリー(51)がオンタリオ州の小都市ニューマーケット出身。ほかに、「ゴースト・バスターズ」ダン・エイクロイド(61)や、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックス(52)、「シュレック」の声や「オースティン・パワーズ」でおなじみ、ボトックス効きすぎ(?)で額凍結のマイク・マイヤーズ(50)などがカナディアン。
アカデミー賞、ゴールデングローヴ賞にノミネートされ演技力に定評のある若手、ライアン・ゴズリング(32)。カナディアン・アクセントじゃないのは、「タフに見せたい」からと映画のマーロン・ブランドを真似た賜物だとか。スター級の女優は、せいぜいパメラ・アンダーソン(46)、エレン・ペイジ(26)くらいしか見当たらない。
最後はとっておきのイケメン俳優。生まれはベイルートで、幼児期に各国を転々、のちトロントに落ち着き、「レバノン出身のカナダ人俳優」と紹介されるキアヌ・リーヴス(48)。あれ、9人しかいない!?