今年もやってきた、ロンドン・ジャズ・フェスティバルの季節。10日間にわたって、192ものライブやイベントが開催されるとあって、どうも目移りしてしまう……という人のために用意したのが、いちおしのラインをピック・アップしたこの攻略カレンダーだ。普段「敷居が高い」とジャズ・ホールに尻込みしている人でも気軽に入れるベニューも多いし、「Jazz For Free」と題された無料イベントも嬉しい限り。この機会に、自分だけのお気に入りアーティストを探してみよう。
(本誌編集部 國近絵美)
※フル・プログラムは右記サイトを参照:www.londonjazzfestival.org.uk
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WE ALL LOVE ELLA
「ジャズ」を生きた女王へのトリビュート
伝説のジャズ・シンガー、エラ・フィッツジェラルドの生誕90年を祝い、数々のトリビュート・アルバムも発売されている今年。フェスティバルのオープニングとなるこの日は、国際的に活躍するアーティストが共演、それぞれが持つ「伝説」へのトリビュートを捧げる。今年はロンドン・ジャズ・フェスティバルも記念すべき15周年を迎え、「ダブルおめでた」が重なったことから、実に豪華なプログラムが実現した。参加アーティストは、英国のR&B界を代表する若き実力派歌手のジャメリア、そして「英国ジャズ界のファースト・レディー」と称されるシンガー、クレア・マーティン、3.5オクターブの美声を持つアーモンド・マカモントなど。
ROYAL FESTIVAL HALL 19:30
JAZZ for FREE
BETH ROWLEY
ペルー生まれ、英国育ちのジャズ・ボーカリスト、ベス・ロウリー。「シルクのような質感」と称される美声に、一度癒されてみよう。
SOUTHBANK CENTRE (THE BALLROOM) 18:00
「官能のソプラノ」と呼ばれ、96年に78歳でこの世を去るまで、ジャズ・ボーカルの女王として人々を魅了し続けたエラ。広い音域と奔放なアドリブ、そしてまるで楽器を演奏するかのように声を使いこなす彼女の実力は、生涯で250枚以上のアルバム制作に参加、そしてグラミー賞計12回など、数々の音楽賞を受賞したことにも表れている。しかし彼女の人生は決して華やかなばかりではなかった――15歳で孤児となり、16歳の時に「ダンスを披露するつもりで」参加したニューヨーク、アポロ・シアターのアマチュア・コンテストで歌を披露し優勝。一躍スター歌手となるものの、忙しいツアー生活のため、数回の結婚はいつも苦い破局を迎えた。晩年のエラは糖尿病により盲目となり、93年には手術で両足を切断、そして96年、カリフォルニア州で死去した。
JON HASSELL AND MAARIFA STREET
観客を新世界に誘う、音の魔力を体感できる
米国人トランペット奏者・作曲家のジョン・ハッセルは、エレクトロニクスを積極的に使うことにより「第4世界」と呼ばれる音楽スタイルを創り上げた、ワールド・ミュージック・シーンの立役者だ。米国のミニマリズムの流れを汲んだ、彼独特のハスキーでむせび泣くようなトランペットの音色、そして民族音楽風のパーカッション、さらに「Windows 95」の起動音を作曲したミュージシャン、ブライアン・イーノのシンセサイザーを加えた実験的なアルバムでは、環境音楽をメイン・ストリームに変えるという偉業を成し遂げた。東洋と西洋が溶け合った、音楽というよりも「アート」に近いハッセルの演奏を体験してみよう。
QUEEN ELIZABETH HALL 19:30
JAZZ for FREE
KINETIKA
過去3年間にわたり、毎年150人を越える若きパフォーマーたちが参加し、エネルギッシュな演奏で観客を興奮の渦に巻き込んで来たパワー溢れる楽団、キネティカ。熱狂的なリズムやカラフルでアフリカンなコスチュームなど、元気を貰えること間違いない。
SOUTHBANK CENTRE/THE BALLROOM 14:30
THE JOHN DANKWORTH BIG BAND
魅力的な人柄があふれ出る「おしゃれ職人」
英国のジャズ・シーンを常に先導してきたジョン・ダンクワースが、今年80歳を迎えることを記念した特別イベント。近年ではめったに行われなくなった、ダンクワースが率いるビッグ・バンドを生で聴くことが出来る、またとないチャンスだ。50年代初期からダンクワースが好んで演奏してきた「オーケストラ・ジャズ」のスタイルで、新作スコアも数曲発表される予定。
LSO ST LUKE'S 20:00
JAZZ for FREE
ORPHY ROBINSON
ロンドンをベースに活躍するオーフィー・ロビンソンは、ヴァイブラフォンやマリンバ奏者であり、作曲家でもある。この日は詩人のアディーサとパーカッション奏者のムワンバをゲストに迎え、奴隷解放運動の記憶をエレクトロニクスとアコースティックの曲に乗せて辿る。
MILLFIELD THEATRE 13:00
優れたサックス・クラリネット奏者としてよりも、日本では映画音楽家として知られているダンクワース。50年代からビッグ・バンド・ジャズで活躍し、同時にかなりの数のサントラを手掛けてきた大御所だ。「唇からナイフ」(66年)ではクラブ・シーンでもファンを獲得し「おしゃれサントラ職人」として名を馳せ、最近では「キス・キス・バン・バン」(02年)や「ギャングスター・ナンバー1」(04年)など、モダン・ラウンジ系のスタイリッシュなジャズ・スコアを提供。ベテランにして、抜群の遊び感覚を持ち合わせていることを証明した。06年には、英国ジャズ・ミュージシャンとして初めてナイトの称号を授与されている。
CHICK COREA AND BELA FLECK
指先に神が宿る、天才プレイヤー2人の共演
革新的な音楽性、そして他の追随を許さない演奏技術により、数々の名曲を生み出してきたピアニスト・作曲家のチック・コリア。ジャズを基本に、ボサノヴァ、ロック、クラシックなどの要素を取り入れた演奏が彼の持ち味だ。一方、「ザ・職人技」でバンジョーを自在に操る天才プレイヤー、べラ・フレックは、意外性と想像力で、この楽器の限定されたジャンルを解き放った先駆者である。1994年以降、何度か一緒にステージを踏んで来たこの各界を代表する2人が、 今年初めてデュオ・アルバムを完成させた。ラテン、ゴスペル、ブルーグラス、ジプシー音楽がミックスされたというこのアルバム、2人の超絶技にもだえよう。
BARBICAN CENTRE 19:30
JAZZ for FREE
JAZZARC
激しくエネルギッシュなトランペットを奏でるクエンティン・コリンズ、そしてスーパー・ヴァイブラフォン奏者、ロジャー・ボージョレーがタッグを組んで、オリジナルやスタンダードを演奏する。月曜日の気だるさを吹き飛ばしてくれるプレイを見せてくれるに違いない。
BAR MUSIC HALL 20:00
CHET BAKER: SPEEDBALL
「音」が産まれる瞬間を追いかける
今年の初め、ニコライ・ラ・バリー監督、作家のマーク・オトマス、ジャズ・ピアニストであり作曲家であるアンドレア・ヴィカーリが、あるカルト作品を作成していたのはご存知だろうか。歌詞や未完成の自伝の朗読やライブ、写真から映画のクリップまで、様々なメディアがごちゃ混ぜになったこれは、鬼才トランペッター、チェット・ベイカーのスピードボールのような人生を、コンテンポラリー・ミュージックに置き換えるという試みからできた代物だ。ベイカーの音、そしてその奥に隠されていた物語が明かされる。
606 CLUB 19:15
JAZZ for FREE
MICHAEL MWENSO
小粋なダンサー、そして実力派トロンボーン奏者として名を博しているマイケル・ムウェンソだが、彼が一流の歌手でもある、ということを知る人は少ないのでは。21歳という若さにして、かのジェイムス・ブラウンなどの大御所からジェイミー・カラムといった若手まで、幅広いアーティストたちと演奏経験を持つムウェンソに、今から目が離せない。
THEATRE ROYAL STRATFORD EAST 19:30
米国、ウェスト・コーストを代表するジャズ・トランペッターであったベイカー。その実力は早くからチャーリー・パーカーにも認められ、また、中性的なボーカルにも人気があった。代表曲の1つ「My Funny Valentine」での唄い方にジョアン・ジルベルトがインスパイアされ、ボサノヴァ誕生の一因になったとも言われている。50年代にはかのマイケル・デイビスをも凌ぐ人気を誇っていたが、次第にドラッグ絡みのトラブルに巻き込まれるようになり、演奏活動を休止することもあった。88年にアムステルダムのホテルの窓から転落死してから間もなく、ファッション・フォトグラファーのブルース・ウェーバーが前年に撮影していたチェットの自伝映画「Let's Get Lost」が封切られ、アカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされた。
EARNEST RANGLIN & MAFIA AND FLUXY BAND
音の洪水で日光浴を!
カリブ音楽の発展に大きく貢献したジャマイカ出身の伝説的なギタリスト、アーネスト・ラングリンは、50年代後半にジャマイカで大流行した「スカ」の誕生を導いたキー・パーソンでもある。当時、アメリカン・ジャズの影響を受けたジャマイカのR&Bバンドでシャッフル・ギターを演奏していたアーネストは、ギターのカッティングに一呼吸の間を取り入れ、これがスカの独特のリズムにつながったという。レゲエとジャズを融合させることに成功した稀有なアーティストのライブでは、太陽をたくさん浴びた音に出会えるはず。
JAZZ CAFE 20:30
JAZZ for FREE
SONIA SLANY BAND
ヴァイオリニスト、ソニア・スラニーと聞いて、すぐにぴんとくる人は少ないかもしれない。しかし、坂本龍一のアルバムに参加したり、ハリウッド映画のサントラを数多く手掛けたりと、誰でも一度は彼女の演奏を耳にしたことがあるはず。今回は、ソニア自身が率いるタンゴ・グループと共に、センセーショナルな演奏を聴かせてくれる。
ROYAL ALBERT HALL/CAFE CONSORT 12:00
JOSHUA REDMAN & EMPIRICAL
世界が注目する若手アーティストのダブル・ビル
米国のサックス奏者・作曲家であるジョシュア・レッドマンは、世界を舞台に活躍するサックス奏者のデューイ・レッドマンを父に持つ、ジャズ界のサラブレッド。91年のデビュー以降、すでにチャーリー・へイデンやチック・コリアなど、数多くの大御所たちとの共演も果たし、現在は2つのバンド・リーダーとしても活躍している。プリンスからビートルズ、はたまたロック、ファンクからエレクトロニカまで、どんなジャンルでも自分色に染めてしまえる若き天才だ。一方、今年デビュー・アルバムを発売し、早くも「ブリティッシュ・ジャズ史上、最も重要なバンドの1つ」と称される若手バンド、エンピリカル。手に汗握るような疾走感、そして独創的なコンテンポラリー・ジャズには、観客もインスパイアされるはず。
QUEEN ELIZABETH HALL 19:30
JAZZ for FREE
NATALIE WILLIAMS
様々なジャンルを融合させることのできる稀有なヴォーカリスト、ナタリー・ウィリアムズは、そのキュートなルックスも手伝って、その活躍はジャズ界だけに留まらない。一声で観客を魅力してしまう彼女のリラックスした歌唱スタイル、是非一度聴いてみよう。20日にも演奏あり。
ROYAL ALBERT HALL/CAFE CONSORT 12:00
JAZZ JAMAICA WITH SPECIAL GUEST: ERNEST RANGLIN, MARJORIE WHYLIE AND MYRNA HAGUE
ジャズ史に残る物語を奏でる、豪華2本立て
英国の若手ジャズ・プレイヤーを発掘し世界に発信するインディペンデント・ジャズ・レーベル「Dune Music」の設立10周年を記念して、2部にわたって行われるコンサート。第1部では、ニューオリンズで活躍するトランペット奏者、アブラム・ウィルソンとロンドン・コミュニティー合唱団が「Roll Jordan Roll」を演奏する。この曲は、テネシー州で開放された奴隷たち11人が集まって結成した「フィスク・ジュビリー・シンガーズ」(コラム「ゴスペル」を参照)の物語を唄ったもの。第2部の「Tighten Up」では、カリブ海出身の先鋭ジャズマンたちが作曲家、ゲイリー・クロスビーにトリビュートを捧げる。豪華なスペシャル・ゲストを迎え、スカ、ブルー・ビート、レゲエが入り混じるスコアを演奏。このジャマイカン・スターたちの豪華共演は、じっと座っていられないほどエキサイティングなものになるはずだ。
ROYAL FESTIVAL HALL 19:30
JAZZ for FREE
SAX MAFIA
「ワル」なサックス演奏が聞きたかったら、ここへ行くしかない! 旧ソビエト連邦出身のサックス奏者4人組による、魂を揺さぶるような激しいリズムと熱狂的なソロが聴ける。
BARBICAN CENTRE 18:00
SONNY ROLLINS
「ジャズの父」がロンドンにやって来る
もしソニー・ローリンズが存在しなかったならば、現在のジャズは一体どういうものになっていたのだろう。現在の「ジャズ」という音楽、そして演奏スタイルを確立した人物の1人であるサックス奏者のローリンズは、ジョン・コルトレーンやコールマン・ホーキンズと並んで「テナー・サックスの巨匠」と称される生ける伝説だ。40年代後半から、マイルズ・デイビスやマックス・ローチといった偉大なミュージシャンたちとレコーディグをしてきたローリンズが、このライブではビーボップやソウルフルなバラード、カリプソなどを演奏する。77歳になってもエネルギッシュなライブで観客を魅了するローリンズを、生で聴くことが出来る貴重なチャンスだ。
BARBICAN CENTRE 19:30
JAZZ for FREE
DERBY DAY: PHIL ROBSON
今年25周年を迎えた、英国で最も精力的な地方のジャズ組織「Derby Jazz」がコミッションした、全くテイストの違う作曲家たち3組によるプログラム。ベース、ドラム、ギター、ストリングからなる4重奏など。
BARBICAN CENTRE 14:30
THE COMPLETE WORKS OF THELONIOUS MONK
即興に見え隠れする、人生哲学に聴き惚れよう
エラ・フィッツジェラルドの生誕90周年を記念したプログラムから始まったこのフェスティバルを締めくくるのは、同じくジャズ界の重鎮で、奇しくも今年生誕90周年を数えるセロニアス・モンクへのトリビュートだ。10日間にわたる熱狂的なジャズの宴のクロージングに相応しく、英サックス奏者、トニー・コフィが率いる7ピース・バンドが3セッション、約6時間というスケールで、モンクの作曲した全70ナンバーを演奏する。モンクが残した即興創作精神を受け継ぐコフィが、その日、その場でしか聴くことのできない魂の音楽を奏でてくれる。
QUEEN ELIZABETH HALL 16:00、18:15、20:30
JAZZ for FREE
THE CLOSING PARTY
英国の注目新人ジャズ・アーティストが大結集。バンドたちのライブの他にも、あっと驚くスペシャル・ゲストが登場するというから見逃せない。ジャズにインドの伝統的な音楽を組み合わせた「インドー・ジャズ」を、クラリネットに重点を置いて演奏するアラン・ゴーシュ・カルテットなどが出演。
SOUTHBANK CENTRE/THE BALLROOM 16:00
米国・ノースカロライナ出身のジャズ・ピアニスト。「ストレート・ノー・チェイサー」や「ラウンド・ミッドナイト」などの名スタンダード・ナンバーを数多く残した作曲家でもある。独特の不協和音と、即興演奏で人気を博した。82年に脳梗塞で亡くなった後、モンクの音楽は幅広い聴衆によって再発見され、マイルス・デイビスやジョン・コルトレーンなどと並び、ジャズの歴史において、なくてはならないアーティストの1人とされている。89年、米俳優・監督のクリント・イーストウッドが、モンクの生涯と音楽についてのドキュメンタリー「ストレート・ノー・チェイサー」を制作したことでも有名。
音楽を聴くだけじゃ物足りない!という人にもぴったりなのが、その道で活躍するプロたちと直接関われるこのワークショップたち。少し楽器をかじったことのある人向けから、音楽の「楽」を学ぶのにぴったりな子ども向けのものまで揃っている。
♪HERE COMES THE DRUMS 11月24日(日)
英国の伝説的プログレッシブ・ロック・バンド「キングクリムゾン」でドラマーを担当したこともあるビル・ブルフォードが開催する、ファン失神もののワークショップ。レベルに関係なくレッスンしてくれるので、迷わず神様に会いに行こう。
ROYAL FESTIVAL HALL 11:00
♪BARBICAN BIG SING WITH CLAIR MARTIN 11月24日(日)
BBCビッグ・バンドやラジオのパーソナリティーとして活躍する歌手のクレア・マーティンと一緒に、往年のジャズ・スタンダードを唄う特別企画。エラ・フィッツジェラルドやニーナ・シモンといった絶技が必要なナンバーも、コツを伝授してもらえば攻略できるはず!
BARBICAN CENTRE 11:00
♪MUSIC OF THE ATLAS: WORKSHOP ―LEARN TO MAKE MUSIC NORTH-AFRICAN STYLE
ロンドン・チルドレンズ・フィルム・フェスティバルとの合同企画で、映画で使用される効果音やサントラを実際にプロと一緒に作るワークショップ。映画「Atlas」の上映前に開催され、映画の中で流れるモロッコやチュニジアのリズムやビートに挑戦できる。7歳以上向け。
BARBICAN CENTRE (GARDEN ROOM) 10:30
知っているようで知らない音楽のルーツ
ゴスペル(Gospel)
「スピリチュアルズ」と呼ばれる初期の宗教歌は、18世紀から19世紀前半、神に救いを求める歌を唄い始めた奴隷たちによって作られた。そして19世紀後半に奴隷制度から解放されると、それは歓びの歌(ジュビリー・ソング)という新しいスタイルに変わっていく。全米に広まる火付け役となったのは、奴隷から開放され、1871年にナッシュビルのフィスク大学を出発した黒人男女11人組が結成した「フィスク・ジュビリー・シンガーズ」。英国女王の前でもその歌を披露し、これが英国で唄われた初めてのゴスペルとされている。1900年代になると、当時の流行歌のリズムや楽器を取り入れて演奏され始め、これが現在でいうゴスペルの下地となった。
ブルーグラス(Bluegrass)
米国南部に入植したスコティッシュ・アイリッシュの伝承音楽をベースに発展したアコースティック音楽。主に使用される楽器はギター、フラット・マンドリン、フィドル(バイオリン)、5弦バンジョー、ウッドベースなど。アップテンポな曲が多く、楽器の速弾きなどアクロバティックな即興が求められ、ブルース感を表現する独特の歌唱法やハーモニーにも特徴がある。50年代にはカントリー色が強かったが、80年代からはジャズやクラシックと融合し始めた。
ファンク(Funk)
ブラック・ミュージックが起源で、ファンクという言葉は、元々は黒人独特の体臭を指す俗語だったという。ソウル、R&Bをベースにアフリカ音楽やジャズ的な要素、ラテン系のリズム、ロックやレゲエなどが混ざり、ジャンルを超えて発展を続けている。
SOUTHBANK CENTRE (ROYAL FESTIVAL HALL, THE BALLROOM, QUEEN ELIZABETH HALL) 最寄り駅: Waterloo / Embankment駅 Tel: 0871 663 2500 www.southbankcentre.co.uk |
<LSO ST LUKE'S 最寄り駅: Old Street駅 Tel: 020 7374 0127 lso.co.uk |
MILLFIELD THEATRE 最寄り駅: Silver Street駅 Tel: 020 8807 6680 www.millfieldtheatre.co.uk |
BARBICAN CENTRE 最寄り駅: Moorgate / Liverpool Street駅 Tel: 020 7638 8891 www.barbican.org.uk |
BAR MUSIC HALL 最寄り駅: Old Street駅 Tel: 020 7729 7216 www.lostindata.com |
606 CLUB 最寄り駅: Fulham Broadway/Earls Court駅 Tel: 020 7352 5953 www.606club.co.uk |
THEATRE ROYAL STRATFORD EAST 最寄り駅: Stratford駅 Tel: 020 8534 0310 www.stratfordeast.com |
JAZZ CAFE 最寄り駅: Camden Town駅 Tel: 0870 060 3777 www.meanfiddler.com |
SROYAL ALBERT HALL/CAFE CONSORT 最寄り駅: South Kensington駅 Tel: 020 7589 3203 www.royalalberthall.com |