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Sun, 22 December 2024
特集
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日本文化の発信拠点として期待が高まる JAPAN HOUSE LONDON ジャパン・ハウス・ロンドン 2018年6月22日(金)オープン!

ロンドン西部、多くの美術館や博物館が集まるケンジントン地区で準備が進められていたジャパン・ハウス・ロンドン(JHL)が、ついに6月22日に開館する。ジャパン・ハウスとは、デザイン、建築、食からテクノロジーなど、様々な観点から日本の魅力を世界に向けて発信するプラットフォームを担う複合文化施設だ。ブラジルのサンパウロ、米ロサンゼルスに次いで、3館目となる同館のオープンに先立ち、ジャパン・ハウス・ロンドンの見どころを紹介する。

Japan House London
101-111 Kensington High Street, London W8 5SA
Tel: 020 3972 7100
10:00-20:00(日は12:00-18:00)
High Street Kensington駅
www.japanhouselondon.uk

ジャパン・ハウス・ロンドンアールデコ調の歴史的建築物を改装、3フロアで構成される

ジャパン・ハウス・ロンドンショップ内の中央に設えられた螺旋階段は、一際目を引く

ジャパン・ハウス・ロンドンのコンセプトとは

「ジャパン・ハウス」とは、世界の主要都市を拠点に日本の様々な魅力を発信し、日本文化への理解を訴求する、外務省主導の国際的なプロジェクト。その3館目に当たるJHL は、3階建ての空間に、展示スペース、ライブラリー、ショップやレストランなどを併設し、多角的な視点で、日本古来の伝統から現在に至るまでの日本の息吹を体現するという。館内の内装を担当したのは、海外のユニクロ旗艦店などを手掛けたデザイン集団、「ワンダーウォール」を率いるインテリア・デザイナーの片山正道氏だ。

フーリハン館長フーリハン館長が語る、
ジャパン・ハウス・ロンドンの魅力とは

JHLの館長に就任する前は、北アイルランドやウェールズの国立博物館長を務めてきたマイケル・フーリハン氏。このプロジェクトに携わったことで、館長自身が、日本文化の内包する美に常にインスパイアされているという。「JHLを訪れる人々に、富士山やスシ、サムライなど、一般の英国人が抱くステレオタイプではない日本の魅力に触れてほしいと思います」とは同氏の弁。「職人芸から生み出される、繊細かつ凛とした日本の美が館内の至るところに散りばめられています。個々のスペースを単体で楽しむのではなく、3つのフロアから醸し出される日本文化のスピリットをぜひ体験してください」。

地上階 Ground Floor
日本のものづくりを体現した製品がそろう「ザ・ショップ」

ジャパン・ハウス日本各地から集められた、伝統工芸品の数々が一堂に会す

ケンジントン・ハイ・ストリートに面した入口付近にある、日本茶やコーヒーが楽しめるカフェの奥に広がるのが、物販スペース。クラフツマンシップと日本の機能美を感じさせる製品を選りすぐった、アンテナ・ショップだ。日本のものづくりの拠点として知られる、新潟県燕三条の職人の手による銅製のヤカン、伝統的なホウキや和紙、陶磁器、文房具やハイテク商品なども並ぶ。また昨今世界的にファンを増やしているという、盆栽のコーナーもある。

地下1階 Basement
オープニング・エキシビジョンは、建築家の藤本壮介氏

藤本壮介氏次世代を担う日本の建築家として注目される、藤本壮介氏

JHL のオープニングを飾るのは、昨年既に開館しているジャパン・ハウス・サンパウロで開催され好評を博した、日本を代表する建築家、藤本壮介氏のエキシビション、「未来の未来」。藤本氏は2013年、ロンドンのケンジントン・ガーデンズにあるサーペンタイン・ギャラリーのサマー・パビリオンを担当した人物。同展では、氏が今まで手掛けてきたプロジェクトや進行中のプロジェクトの模型100点以上が、エキシビション・スペースを埋め尽くす。

FUTURES OF THE FUTURE 
藤本壮介「未来の未来」 (企画:「TOTO ギャラリー・間」)
6月22日(金)〜8月5日(日)

1階 First Floor
繊細な日本の美意識を投影したレストラン、「アキラ」

藤本壮介氏日本の食文化の美を感じさせる、繊細なプレゼンテーション

JHL の最上階は、世界に冠たる「和食」の粋を体現したファイン・ダイニングのレストラン。ロンドンの中心地ソーホー、ハム・ヤードに位置する日本食レストラン「エンガワ」のエグゼクティブ・シェフである清水明氏が、このレストランの厨房を仕切る。旬な素材をふんだんに使った、季節を感じさせる懐石メニュー、炉端焼きや寿司などが楽しめるだけでなく、日本各地から集められたプレミアムな日本酒、日本産のウィスキーをそろえたバーもお勧めだ。店内で使われている陶磁器は、すべて日本の陶芸作家による特注ものだそう。

AKIRA 明 
月~土 12:00-15:00 / 18:00-22:30 日12:00-16:00
Tel: 020 3971 4646

 

*商品の品ぞろえ、価格等は取材時および記事掲載時のものです。予告なく変更になる場合もありますのであらかじめご留意ください。

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