道路の安全を保つ新たな戦略の一環として、高齢のドライバーは運転免許証を維持するために試験を受けなければならない可能性があるという。「インディペンデント」紙が伝えた。
ハイディ・アレクサンダー運輸相は、高齢のドライバーに対する視力検査の義務化を「検討の余地がある」と認めた。これはドライバーの視力低下が原因で起きた4件の死亡事故に関する報告書を受けてのもの。そのドライバーたちはいずれも眼鏡技師から、運転できる状態にないので当局に自己申告すべきだとアドバイスを受けていたが、対策を取っていなかった。英国では、一度免許を取得すれば、年齢に関係なく技能や健康状態について強制的な検査を受けることはないが、運転に適さなくなった場合には運転免許庁(DVLA)に通知することが義務付けられている。だが申告するドライバーが少ないことから、英国の免許制度は欧州で最も緩いといわれることも。視力検査の義務化も含む新た道路安全戦略は今年後半に発表される予定だ。
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