「タイムズ」紙の電子版は23日、ラグビーのワールド・カップ（W杯）イングランド大会1次リーグにおける日本対スコットランド戦を控え、日本代表の田中史朗選手に注目する記事を掲載した。

　同記事では、小柄な体格で俊敏な動きを見せる田中選手を「ポケット大のロケット」と表現。「スコットランドが日本という急行を脱線させるためには、（田中選手の小さな体格にかけて）田中選手に身の程を思い知らせてやらなければならないが、言うは易し、行うは難し」と述べている。また同選手が日本代表を機能させる「小型の巨匠」であるとも形容。「精密派と呼んでもいいかもしれない」と伝えた。

　さらにはフランスのウイニ・アトニオ選手は田中選手の身体2つ分であるが、田中選手の価値は4倍であると紹介。同選手が日本代表に「驚異的な速度」をもたらしていると評価している。