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Sun, 22 December 2024

21 June 2012 vol.1357

籠

毎朝、同じ時刻に出発する電車の同じ車両に乗り続けていると、一定の乗客と頻繁に顔を合わせます。最近よく鉢合わせしていたのが、恐らく20代後半ぐらいのインド系男性。これから仕事に行くのだろうに、なぜかよく極端なVネックから胸毛を出していてちょっと嫌だったこの人と先週、終電間際につかまえた帰りの電車でも同じ車両に乗り合わせてしまいました。向こうも私の存在に気付いた風でしたが、わざわざ話し掛けるほどお互いに興味を持っているわけでもなく。でも、以来、ほんの少しだけこのVネック男の好感度がアップした気がします。人間の好き嫌いって、わりと単純なことで変わりますね。(籠)

八

観劇好きにとって夏と言えば野外劇場。いつまでも続く寒さと雨にへこたれそうになりながらも重い腰を上げた私の今年第1弾がこれ! ケンジントン・ガーデンズの特設テントで上演されている「ナルニア国物語」です。ここの良いのは、休憩用のテーブルや椅子は芝生上に置かれ、野外な雰囲気が楽しめつつも、舞台自体はテント内に設置されているので雨OKだということ。休憩時間は芝の上を転げ回り、舞台が始まると、客席に語り掛ける役者さんに大声で答え、悪者が倒されて歓声を上げる子供たちは実に楽しそう。大人には真似できない、子供だけの観劇の楽しみってあるんですよね。ウラヤマシイ。(月)

徒

先週末、V & Aで開催されている「ヘザウィック・スタジオ」展に行きました。ヘザウィック・スタジオはロンドンのデザイン会社ですが、主催者のトーマス・ヘザウィックはあらゆる方面に興味を持っていて、そのユニークな着想やジャンルを問わない作品の数々によって「現代のレオナルド・ダ・ビンチ」と呼ばれる程。ユーチューブで彼が自分のプロジェクトについて生き生きと語る映像を観て以来、すっかりヘザウィック・ファンになっていた私は、大きな期待とともにV & Aに行ったのですが……。建築やプロダクト・デザインの展覧会って、模型やメモばっかりで、案外面白くないものなのですね。(徒)

澄

コンノート・ホテルで、10年ぶりに本格的なアフタヌーン・ティーをしてきました。チェルシー・フラワー・ショーを記念した限定仕様となっていたようで、お花をモチーフにした可愛くて色鮮やかなケーキが盛りだくさん。オリジナリティー溢れるケーキやサンドイッチ、スコーンを思う存分いただき、さらに食べ切れなかった分はお持ち帰り用にパックしてもらいました。帰り際に立ち寄った、クロークと一緒になったホテルのお手洗いでは、常駐しているスタッフがお手拭き用のタオルを手渡してくれるという5つ星ホテルならではのサービスに少々戸惑いながらも、久々の贅沢にお腹も心も満たされました。(澄)

 

シティ公認ガイド 寅七

シティ公認ガイド 寅七
『シティを歩けば世界がみえる』を訴え、平日・銀行マン、週末・ガイドをしているうち、シティ・ドラゴンの模様がお腹に出来てしまった寅年7月生まれのトラ猫


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