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Fri, 20 December 2024

ニュースダイジェスト主催
フォトコンテスト2016受賞者発表!

カメラ旅の思い出や何気ない日常の一コマ、そして長らく記憶に残るであろう社会的な事件を扱ったものまで、今年も多くの力作が届いた、ニュースダイジェスト主催のフォトコンテスト2017、いよいよ受賞作品の発表です。今年は「2016~2017年の思い出」をテーマに、個性的で印象深い作品が数多く寄せられました。それでは、受賞者の皆さんによる思いのこもった力作を見ていきましょう!

テーマ「2016〜2017年の思い出」

王冠 マチュア部門大賞

「染まりゆく」
遠藤 知佳(はるか)さん 英国

「染まりゆく」遠藤 知佳(はるか)さん

よく主人と通る場所で桜を見つけ、なんだかホッとしたような、新しい発見をしたような気持ちとともに撮りました。日本人になじみの深い桜と、セントポール大聖堂というイギリスが誇る建築。あたかも日本人の私がイギリスの暮らしに染まっていく、その様を代弁しているようで気に入っています。

審査員コメント

場所、色、季節をシンプルながら強い視覚的イメージで表した作品。ロンドン中心部で撮影された 春らしい青が際立つ空と桃色の花が、日本の桜の伝統的な姿を彷彿とさせます。1枚の写真に2つの国を入れた巧みな構成ですね。通常とは異なるアングルでものを観て撮影する重要さが分かる一枚です。 by Canon Europe

大賞 キッズ部門大賞

「蓮の葉スマイリー」
ベンジャミン・フックスさん(9歳)英国 

「蓮の葉スマイリー」ベンジャミン・フックスさん (9歳)

新潟市の白山公園で池の水をポチャポチャ蓮の葉っぱにかけていたら、僕の大好きなスマイリーの顔になったので、写真を撮りました。この時はまだ蓮の葉っぱしかなかったので、今度は蓮のお花を見たいです。そして写真を撮りたいです。大賞を取れてとってもうれしいです!

審査員コメント

視覚的な力強さとユーモアにあふれています。水面の暗い部分と対照的な光や鮮明な緑色によって、睡蓮の葉のスマイル・マークに視線がいきます。これを発見し、見事な構図で写真に収めたこと、更に、水を上手に捉えた露出とシャープネス。これらによって素晴らしい写真が生まれました。 by Canon Europe

大賞 マチュア部門特別賞

「we are grieving today but we are strong」
上塚 希依(きえ)さん イギリス 

「we are grieving today but we are strong」上塚 希依(きえ)さん

イギリスでの生活の様子を思い出として残したく、カメラを持ち歩いています。これはマンチェスターで起きた凄惨なテロ事件の翌日に撮った写真です。テロの恐怖に屈せず、立ち向かおうとしているマンチェスターの人たちの思いを残そうとカメラを手に取りました。

審査員コメント

このマンチェスターで撮影された写真のように、災害やテロの現場に置かれた追悼の花を、このようなアングルや方法で撮ろうとはなかなか思い付きません。私たちは携帯電話を使って写真を撮りソーシャル・メディアですぐ共有しますが、そんな文化をも見事に表した非常にパワフルな作品です。by Canon Europe

「オストゥーニの夕焼け」
宮田 さちさん イギリス

「オストゥーニの夕焼け」宮田 さちさん

5年ほど前から毎年応募させていただいていますが、初めての受賞でとてもうれしいです。写真はイタリアにホリデーに行ったときにオストゥーニの駅で撮ったものです。2週間の滞在で、唯一雨が降った日でした。反射の写真が好きで、水たまりに目を光らせています。

審査員コメント

雨の後と夕焼けが同居する静かな夕景を、上下のシンメトリーの構図の 中で美しく捉えた作品だと思いました。カメラを持ち歩いているからこそ、このように一瞬の美を収めることができるのですね。by JSTV

「絵描きさん」
伊藤 由梨さん 英国

「絵描きさん」伊藤 由梨さん

この写真は憧れのオックスフォード大学を訪れたときに、私が撮りたいと思ったまさにその風景を描いている絵描きさんがいて、その素敵な絵に魅了され撮影させてもらいました。私は絵が上手くないので私らしい方法(写真)でこれからも素敵な風景を記録していきたいと思います。

審査員コメント

全体的に落ち着いたベージュの色調の中、右手前の煉瓦の壁、真ん中の絵描きさん、写生対象の建物が絶妙に配置された構図が新鮮です。実際の建物とキャンバス、看板内の建物のバランスも面白く、何度観ても飽きない楽しさがあります。 by Takara Shuzo

「立往生」
蔭浦 明日香さん 英国 

「立往生」蔭浦 明日香 さん

アイルランドを旅行し、大自然の豊かさに感動しきった後に偶然、遭遇した牧歌的な光景を撮影しました。車に乗り、先を急ぐ人間と、ゆったりとした時間を生きる牛の対比を表現しようと努めました。今後も欧州ならではの美しい光景を撮影していきたいです。

審査員コメント

自然の中で自由に生きている様子が感じられ、心がほっと安らぎ、笑顔になれました。写真から得られる癒しの余韻が、当サロンのコンセプトと呼応したので、こちらの作品を選出させていただきました。 by Rikyu

キッズ部門入賞

「カブ・ハミー」
志田 ジェームス雅樹さん(11歳)イギリス 

「カブ・ハミー」志田 ジェームス雅樹さん

ハミー(ハムスターの名前)はこの写真を撮った後まもなく亡く なってしまったので、入賞の知らせを聞いてとてもうれしかったです。ハミーが僕のカブ・スカウトのスカーフにすっぽり入っているところが気に入っています。白い毛布を下に敷いて光の加減に気をつけながら撮りました。

審査員コメント

好きなものをただ撮ったのではなく、スタジオ撮影のようなことにチャレンジして、自分で設定を作り込む姿勢がとても良いですね。今後が楽しみな素晴らしいスタートだと思います。 by Paris Miki

キッズ部門入賞

「アイスクリーム」
高藤 斐月(ひづき)さん(5歳)英国 

「アイスクリーム」高藤 斐月(ひづき)さん(5歳)

旅行で行ったスイスで、暑くてアイスクリームを買ってもらいました。おいしかったので写真に撮りました。このアイスクリームの色が好きだったのです。とてもおいしそうに撮れました。斐月は写真を撮るのが大好きです。これからは鳥を撮ってみたいです。賞をどうもありがとう。カメラが好きです。

審査員コメント

万華鏡のようにも見えます。まるでミクロの世界のようで、子供ならではのものの見方が発揮された作品ですね。食べるだけではなく、じっと見つめて、アイスクリームの形や色が変化するのを楽しんでいる撮影者の様子が目に浮かぶようです。 by Paris Miki

キッズ部門入賞

「夢のミリタリー・タトゥー」
牟田 百希(ももね)さん(9歳)英国 

「夢のミリタリー・タトゥー」牟田 百希(ももね)さん(9歳)

選ばれたと聞いて、びっくりしてとてもうれしかったです。この写真は、ずっと行きたかったスコットランドのエディンバラ城である、ミリタリー・タトゥーの最終日に客席で撮りました。私が気に入っているのは、男の人たちがきっちりと上を見ていて、かっこいいところです。

審査員コメント

ミリタリーの精悍な横顔を一瞬で捉えた素晴らしい写真です。大勢の人がいる中で、この男性を切り取るというところに独自の視線があるように思います。まぶしいシャープな光もイベントの雰囲気に合っています。  by IMR Education

「Timeless 」
ディオン・ヒッチコックさん 英国 

「Timeless」ディオン・ヒッチコックさん

この写真は去年10月にオーストラリアにいたときから、来英の際はぜひ訪れてみたいと思っていたストーンヘンジで撮りました。撮影の際にはときの流れとともに変化する人の流れに留意しました。そこにずっとたたずんでいる石と、人の流れのコントラストが自分でも大変気に入っています。これからも、自然にさらされ季節とともに変化するオブジェや、人の流れを撮り続けていければと思っています。

「キラキラの笑顔」
ヴンダー 七夏さん 英国 

「キラキラの笑顔」ヴンダー 七夏さん

この写真は今年の夏休みに家族でフランスへ行ったときに撮りました。楽しかった思い出がたくさん詰まったお気に入りの一枚です。いつも写真を撮るときは被写体と背景のバランス、そして光に気をつけて撮っています。子供たちの無邪気な笑顔はこのタイミングで偶然撮れたもので、普段撮ろうと思って撮れる表情ではなかったので私にとってすごく特別なものになりました。これからも子供たちの成長を楽しく写真に残していけたらいいなと思っています。

「夜明け」
村上 信郎さん 英国 

「夜明け」村上 信郎さん

写真を撮り始めて3年ほど、初めて応募したコンテストで受賞のご連絡をいただき大変びっくりしました。この写真は2017年初のロンドンのご来光を収めようとテムズ川を散策している最中に撮影したものですが、単なる日の出だけでなくロンドン名物の赤バスを一緒にフレームできたことで、ストーリー性を表現できたのではと気に入っています。

「Reflection of New York」
渡邉 一正さん 渡邉 一正 

「夜明け」村上 信郎さん

去年は入賞で今年は特別賞。チョーうれしいです。来年は大賞狙います!夏休みのNYの高層ホテルで窓の下側がちょっとだけ開きました。そこから手とコンパクト・カメラだけぎゅっと出して下の階の窓の映り込みを利用して撮影しました。空撮のような不思議な感じに撮れたと思います(笑)。

審査員総評

今年も素晴らしい作品が勢ぞろいし、大変審査の難しいコンテストでした。レンズ交換式カメラやコンパクト・カメラならではの撮りたいイメージに合わせて調整・コントロー ルされた作品や創造性豊かな作品が多く見られました。 by Canon Europe

受賞作品は日本語テレビ局 JSTV で、2018年1月より順次放送予定

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