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Fri, 22 November 2024

自然の恵みで夏バテ知らずに ハーブの力で、身も心も健やか宣言。

Flower「西洋の漢方薬」と言われるほど薬効成分に富んだ植物、ハーブ。英国では人々の生活にハーブ製品が浸透し、専門店ではないスーパーや薬局でも驚くほどの品揃えが並んでいる。また、昨年にはハーブによる治療を専門とするNHSクリニックが開設されたことからも、確かな効果がうかがえる。天然植物に秘められたパワーを生活に取り入れ、健やかな心と体で夏を楽しもう!(本誌編集部)

夏バテに効くハーブたち

うだるような暑さや強烈なクーラーとあまり縁がないとはいえ、英国では肌寒い日から一転、日本並みの夏日へ急変することが多い。急激な温度差を日々経験することで、私たちの体は自覚する以上にエネルギーを消耗している。それにより、気付けば夏バテの症状である「だるさ」を感じている人が多いのでは。さて、夏バテの基本的な症状に適したハーブと、生活に取り入れやすい処方を見てみよう。

※効き方には個人差があります。また、妊娠中の方や疾患を持つ方は使用できないハーブがありますのでご注意ください。


夏バテの症状:夏風邪

気温の変化やストレスによる免疫力低下によって陥りやすいのが夏風邪。冬にかかる風邪より症状は穏やかでも、喉の痛みや微熱、倦怠感が長引くのが特徴だ

効果的な利用法 精油 (エッセンシャル・オイル)
ラベンダー 気温の変化による自律神経のバランスを調整
スイート・オレンジ 循環機能を改善する
シナモン 血行を促進し、新陳代謝をアップ
ハーブ・ティー
タイム 血行促進作用があり、体を温めてくれる
ジンジャー 発汗作用があり、末梢血行などの循環を刺激。体を温 めてくれ、予防にも効果的だ
リコリス 夏風邪の喉の痛みや胃腸の疲れに
その他
ラベンダー、スイート・オレンジ、シナモン 精油をアロマ・バスとして使用、あるいは芳香浴・蒸気吸入して血行を促進し、自律神経のバランスを調整
タイム 殺菌作用や鎮痛作用があるため、「喉が痛い」「悪寒がする」など風邪の初期症状を感じたら、ハーブ・ティーを濃い目に入れてうがいを

夏バテの症状:疲れやすい

体温を一定に保つために、体は思った以上にエネルギーを使うもの。それに伴いビタミン類が多く消耗され、慢性的な脱力感が生じるようになる

効果的な利用法 精油 (エッセンシャル・オイル)
ローズマリー、ペパー・ミント、レモン 元気ややる気を回復する
ローズ イライラを解消し、ゆったりした気持ちになる。まずはストレス・フリーの体になろう
ハーブ・ティー
ハイビスカス 疲労回復効果があるクエン酸やビタミンCが豊富
レモングラス 疲労回復の効果があり、集中力が落ちたときや眠気を感じるときに飲むとリフレッシュできる
マテ 鉄分やカルシウム、亜鉛などミネラルの宝庫で、別名「飲むサラダ」。強壮作用で肉体疲労を回復できる。カフェインが含まれているので就寝前は控えること
その他
ローズマリー、ペパー・ミント、レモン、ローズ 精油を直接嗅ぐ、あるいはアロマ・ポットで芳香浴し、気分転換を。ストレスを軽減することにより、やる気を復活させよう

夏バテの症状:胃の調子が悪い

晴れたかと思えば、ぐずぐずした雨や曇り空が繰り返し訪れる英国の夏。気候や気圧の変化が胃腸に影響し、食欲不振や胃もたれなどの自覚症状が出てくることも

効果的な利用法 精油 (エッセンシャル・オイル)
レモングラス、グレープフルーツ シトラス系の香りでリフレッシュ&リラックスし、健康的な食欲を取り戻す
ハーブ・ティー
レモングラス 疲れやストレスから来る食欲不振に最適。また消化を助け、新陳代謝が改善される。胸焼けや腹痛、下痢にも効果的
カモミール 胃腸の働きを整える
ミント ストレスで過食気味のときに、消化を助けつつ、食欲を正常に戻してくれる
その他
レモングラス、グレープフルーツ 精油を直接嗅いで、食欲を刺激
ショウガ 食事の30分ほど前に、ショウガ入りの紅茶やショウガの砂糖漬けなどを食べると消化力がアップ

夏バテの症状:肌の調子が悪い

紫外線や湿度の変化など、夏には美肌の敵が多い。ハーブを体の内外から取り入れて、トラブルのない健康美肌を目指そう

効果的な利用法 精油 (エッセンシャル・オイル)
ラベンダー 緊張をほぐし、心身をリラックスさせる香りの代表がラベンダー。催眠作用もあり、ストレスが引き起こす肌のトラブルを内面から解消できる
ローズ リラックス効果と幸福感を高める作用があるため、気分が沈みがちなときに
ハーブ・ティー
ローズマリー ビタミンたっぷりで、アンチ・エイジング効果も。たくさん日差しを浴びた日は多めに摂取
ローズヒップ ビタミンの宝庫で美肌効果が期待できるほか、利尿作用があるためむくみに効き、便秘の改善も
ゼラニウム むくみを解消し、ホルモン・バランスを整える
その他
ゼラニウム 収れん作用があるので、リンパの流れに沿ってマッサージすればむくみが解消される
ゼラニウム、ローズ、ラベンダー 細胞を活性化させ、肌の再生力を高める3つの精油をミックスし、フェイサル・サウナやアロマ・マッサージを
ティートリー、ミント、ラベンダー アロマ・バスに活用すると、にきびや日焼けによる炎症を沈める効果がある

夏バテの症状: 疲れているのに眠れない・リラックスしたい

夏の夜は寝付きにくい上、寝汗をかいたり朝方に身体が冷えたりして眠りが浅くなりがちだ。不眠は万病の元で、熟睡できずにいると体と精神ともに不調を起こしてしまう

効果的な利用法 精油 (エッセンシャル・オイル)
ラベンダー、カモミール、ローズ、マジョラム 神経の鎮静とリラックス効果により眠りを誘う
セント・ジョーンズ・ワート 抗ストレス効果に優れ、怒りやイライラを静める癒し効果がある
スイート・オレンジ、サンダルウッド、ベルガモット 不安や動揺、緊張を和らげリラックス
ハーブ・ティー
カモミール、ラベンダー リラックス効果と導眠効果が高く、なかなか寝付けない人にお勧め
パッション・フラワー、ローズ、リンデン イライラや過敏になった神経をなだめるため、眠りが浅い人やストレスで眠れなくなる人に
ルイボス ミネラルがたっぷり入っている上、鎮静効果が高い
その他
ラベンダー、カモミール、ローズ、マジョラム、セント・ジョーンズ・ワート、スイート・オレンジ、サンダルウッド、ベルガモット 成分を直接肌から取り込めるため、より高い効果が得られる。血行を促進して体内の老廃物を効率的に排出し、心も体もリラックスすることで質の良い睡眠が訪れる

自然の力でセルフ・キュア

デトックスや精神の安定、体本来が持つ治癒力の回復……。体の内外から綺麗になるパワーを秘めたハーブだが、一番大切なのは、その人それぞれに合ったハーブと処方を選ぶこと。ハーブをどのように生活に取り入れ、その効能を最大限に引き出すか、体が求める答えを探してみよう。

ストレス・フリーが健康の元
アロマテラピーで人生を豊かに

ストレスが当たり前のように日常生活に存在している現代社会。ストレスはホルモン・バランスを乱したり不眠を招いたりと不調の元凶になり、さらには心の健康にまで影響する。そんな問題を和らげるのに最適なのが、ハーブの芳香成分を用いて心身をリラックスさせ、健康や美容を促進する療法「アロマテラピー」だ。

アロマテラピーがストレス軽減に有効なのには理由がある。嗅覚は自律神経やホルモン分泌を調整する脳の大脳辺縁系に直結しているため、心の動きに直接働きかける。そのため好きな香りを嗅ぐと、気持ちが和らぎ自律神経のバランスが整い、リラックスできるのだ。

また、ただ香りを楽しむだけではなく、ハーブの芳香物質を凝縮した精油(エッセンシャル・オイル)は使い方しだいで立派な治療にもなる。アロマテラピーでは様々なハーブの精油が使用されるが、例えばパニック発作に陥りやすい人が、発作が起こりそうなときに精油を「嗅ぐ薬」として使用すれば、即座に脳が刺激され、飲み薬よりもはるかに速く効き目があるという。

さらに、精油を嗅ぐことで鼻の粘膜から、蒸気の吸入で肺から、マッサージで直接塗れば皮膚から成分が血管に入り全身を巡るため、薬効成分を効率的に活用できるのだ。

精油を使う際の注意事項
● 原液は①直接肌に塗らないこと ②飲まないこと
● 妊娠中、高血圧、心臓・肝臓に疾患のある方、アレルギー体質の方は使用できない精油があるため、使用を避ける、またはプロのアドバイスを仰ぐこと

一般的なキャリア・オイル

oil精油は肌に直接塗るには強すぎるため、アロマ・マッサージなどに使用する際は「キャリア・オイル」と呼ばれる植物油で薄めよう(ただし、ラベンダーとティートリーに限り、微量なら直接塗ってもよい)。

スイート・アーモンド
初めてアロマ・オイルを作る人にまず試してほしいのが、敏感肌でも安心して使用できるこのオイル。肌なじみがよく、マッサージに向いた適度な粘性がある。オレイン酸やビタミンB、Eなどの栄養を豊富に含んでいて、特に乾燥肌に適している

ホホバ
どんな肌質にも合う、使いやすいオイル。浸透力があるためベタつかず、保湿に優れている。正確にはオイルではなくワックスで、「ホホバ・ワックス」と呼 ばれることも。10℃前後で固形化するが、湯煎すれば液体に戻る。酸化しづらく長持ちするのが特徴だ

ココナッツ
さらりとした質感が特徴。かすかにココナッツの香りがするがほぼ無臭で、ボディーのほかにも髪や頭皮のマッサージにも適している。紫外線をカットする作用もある

グレープシード
ブドウの種子から抽出されるオイル。皮膚への刺激が少ない上、肌に浸透しやすく、広範囲のボディー・マッサージに最適。ほぼ無臭なので精油の香りを邪魔しないのもポイント

生活空間を自分好みに演出
芳香浴でリフレッシュ

アロマ・テラピーアロマテラピーの中でも最も手軽にできるのが「芳香浴」。 上の表を参考に、気分や部屋に合わせて精油を変え、上質な時間を演出しよう。

直接芳香浴
容器からじかに精油の香りを楽しんだり、ハンカチなどに数滴たらして香りを嗅ぐのが「直接芳香浴」。外出中やオフィスでも、簡単に気分転換できる方法だ。精油が直接肌に付着しないよう注意。

蒸気による芳香浴
ボウルやカップに熱湯をはり、好みの精油を2、3滴たらす。精油が熱により揮発し、芳香成分が蒸気に乗って室内に広がる。また、容器に顔を近づけ鼻から蒸気を吸い込むことで、薬効成分をより多く体内に取り入れることができる。気分が冴えない日も、これでリフレッシュ。

アロマ・ポット / アロマ・ライト
オイル皿に水をはり、精油を2、3滴加えて加熱し、精油の芳香を焚く仕組みになっている。キャンドル式やソケットに差し込むタイプがあり、長時間にわたって香りを楽しむことができる。

アロマ・バス
お湯に精油を足すだけで、手軽にアロマテラピーの効能を実感できる。一般的なバスタブの大きさであれば、好みの精油を5、6滴入れ、手でよくかき混ぜれば準備完了。ただし、敏感肌の人や子どもが入浴する場合は、精油をキャリア・オイルで薄めてから入れること。

芳香成分で身も心もデトックス
アロマ・バス・ソルトの作り方

アロマ・マッサージやアロマ・バス用のオイルやソルトは市販のものもあるが、肌の調子や体調、香りの好みはやはり自分が一番良く分かっている。気になる症状や目指す効果を意識しながら、オリジナルを作ってみてはいかがだろう。

作り方
シー・ソルト、またはエプソム・ソルト 3カップシー・ソルト
好みの精油(ブレンドも可) 15~24滴精油
キャリア・オイル 大さじ1杯キャリア・オイル
作り方
11ソルトにキャリア・オイルを加え、スプーンやフォークでよく混ぜる
221に好みの精油を加え、さらに混ぜ合わせる。香りが揮発しやすいので、できたソルトは密封できる瓶に入れて保存すること
33できあがりの約3分の1の量をお湯に加える。芳香成分は熱で揮発するので、入浴する直前に加えるのがポイント
★ シー・ソルトとエプソム・ソルトは、どちらも古い角質を除去する効果があるので、より精油の成分が体に浸透しやすくなる。特に、エプソム・ソルト(Epsom Salt、硫酸マグネシウム)は日本では入浴剤として使用されることが多い。発汗作用が高く、かなりのデトックス効果が期待できる上、筋肉や神経機能を正常化させる効能もあるのだとか。健康食品店や薬局で手に入れることができる。

「おいしくて健康」を毎日の生活に
ハーブ・ティーで内側から美しく

香りを楽しむだけではなく、植物が持つ有効成分を存分に吸収できるのがハーブ・ティーの良いところ。上の表を参考に、栄養補給やリラックス、疲労回復に役立てよう。

まずは基本からハーブ・ティーの美味しい入れ方
  1. ティー・ポットとカップはあらかじめ温めておく
  2. 小さめのティー・カップ1杯に対して茶さじ山盛り1~2杯のハーブをポットに入れる
  3. お湯を沸騰させ、95℃前後に冷ましてからティー・ポットに注ぐ。お湯を注いだら、香りが逃げないようにすぐ蓋をするのがポイントだ
  4. 花や葉のハーブは3分ほど、実や種のハーブは5分ほど蒸らすと飲みごろに
  5. 渋味が出ないよう、蒸し終えたハー ブを取り出す
  6. 温めておいたカップに注いだら、香り高いハーブ・ティーの出来上がり

毎日でも飲みたい!
夏にお勧め、ビタミン凝縮ドリンク

「最近疲れやすい」と感じたら、ぜひ試して欲しいのが、ローズヒップとハイビスカスのミックス・ハーブ・ティー。「ビタミンの爆弾」との異名を持つローズヒップにはレモンの約20倍ものビタミンCが含まれ、さらに牛乳の約9倍のカルシウム、ほんれんそうの約2倍の鉄分と、栄養素がたっぷり詰まっている。美肌効果はもちろん、疲労回復や風邪の予防・症状緩和の効果も。一方のハイビスカスも、クエン酸やビタミンCが豊富で「天然の栄養ドリンク」と呼ばれる頼もしいハーブだ。ビタミンCの効果で肌荒れを抑えるほか、利尿作用があるので二日酔いやむくみの解消にも役立つ。

ただ、ローズヒップもハイビスカスも、酸味が強くて飲みずらいのがたまに傷。せっかく体に良くても、毎日おいしく飲めないと意味がない。そこでオレンジの甘味を加えて飲みやすくした、夏にぴったりな冷たいハーブのドリンクがこちら。


作り方
ハイビスカスのドライ・ハーブ 小さじ1杯小さじ
ローズヒップのドライ・ハーブ 小さじ2杯
お湯 100ccお湯
オレンジ・ジュース 150ccオレンジ・ジュース
適量氷
作り方
11ティー・ポットにハイビスカスとローズヒップを入れ、沸騰したお湯を注いで蓋をする。あらかじめローズヒップの実をスプーンの裏などで潰しておくと、栄養素が抽出しやすくなる
223分ほど蒸らしたら実と葉を取り出し、お茶の粗熱を取る
33グラスに氷を入れ、オレンジ・ジュース とお茶を注いでできあがり
★ お茶として利用した後のローズヒップは、まだ実にビタミン類が残っているので、ハチミツなどで甘みをつけて食べるとさらに栄養が摂れる

橋本さん読者のとっておきハーブ術 ①
橋本えりさん グラフィック・デザイナー

自分好みのアロマ・ソルトを追求

お気に入りレシピここ数年、マッサージ用のアロマ・ソルト作りにはまっています。正確に分量を測っているわけでもなく、精油同士の相性をそこまで気にするわけでもなく、体調や気分に合わせて自己流に楽しんでいるのですが、だからこそ長続きしているのでしょうか。例えば、「ちょっと体を引き締めたいな」という日には、セルライト(皮下脂肪)を取り除く効果があって、引き締め効果もあるオレンジ・スイートを少し多めに加えたり。ラベンダーは精油同士の調和を取ることができるそうなので、いつも入れるようにしています。

お気に入りレシピ スイート・オレンジ、ローズ、ラベンダー、グレープフルーツ、ベルガモット+シー・ソルト


中村さん読者のとっておきハーブ術 ②
中村ミツ子さん ライター

フェイシャル・サウナで美肌づくり

お湯に精油を入れて、その蒸気で保湿ケアや毛穴のクレンジングができるのがこの方法。たっぷり汗をかく上、精油の蒸気を吸い込むのでリラックス効果もばっちりです。よく使うのは、収れん作用があるローズの精油。ローズには肌の炎症を改善する作用もあるので、吹き出物ができやすい私にはぴったりです。

用意するもの 洗面器か大きめのボウル、好みの精油、熱湯
1. 洗面器か大きめのボウルに熱湯を入れる。お湯が少し冷めてから、精油を3滴ほどたらす
2. 鼻がお湯につかないよう気をつけながら、顔を容器に近づけ、そのまま5~10分間、蒸気を顔に当てる。見た目は少し怪しいですが、バスタオルを頭の上から被れば蒸気が逃げません
3. 冷水で顔を洗ってからいつも通りのお手入れをします


田中さん読者のとっておきハーブ術 ③
田中香織さん 教師

洗濯の除菌もハーブにおまかせ

エコ・ボールみなさん、「エコ・ボール」ってご存知ですか?これはソーダ・クリスタルが入ったプラスチックのボールで、洗濯機に入れると洗剤も柔軟剤もいらないという、環境とお財布に優しいグッズです。マーケットでエコ・ボールを購入した際、お店のおじさんがティートリーの精油をプレゼントしてくれたのでボールに数滴入れて洗濯してみたところ、効果バツグン!ティートリーは殺菌効果に優れているそうで、洗剤をまったく使わなくても、いやな生乾きの臭いがしないんです。体にも地球にも安全で、しかも手軽にできるので、これはぜひお勧めします。


デビー・ヒルさん専門家に訊きました
プロお気に入りのハーブ

デビー・ヒルさん
カルペパー 商品開発部主任

英国一の老舗ハーブ専門店で商品開発に携わるヒルさん。これまでに様々なハーブの効能を体験したプロのお気に入りのハーブとは?

ハーブ・ティーやスキン・ケアなど、ハーブは私にとって長年生活の一部になっていますが、特にラベンダーなしでの生活は考えられません。香りが好きなのはもちろん、不眠対策やスキン・ケアになくてはならない存在ですし、お料理にも使える万能ハーブですから。また、キャットニップという、ネコが大好きなハーブを中に入れた縫いぐるみをカルペパーで扱っているのですが、うちのネコはそれなしでは生きていけないはずです!


英国発祥のハーブ専門店

直接肌につけたり体に取り入れたりするものだからこそ、安心して使える商品選びが重要だ。そこで、質の高さと種類の豊富さで世界的な人気を誇る英国生まれのハーブ専門店を紹介しよう。

Culpeper
1927年にロンドンにオープンした、英国で最も歴史のあるハーブ専門店「カルペパー」。ドライ・ハーブやボディー・ケア用品、バス製品やスキン・ケア製品などが揃う。中でも人気なのは、厳しい管理のもとに栽培された、特定の農園の高品質なハーブから摘出された純度の高い精油。特にラベンダーなど、直接肌に付けるものは信用度の高い商品を手に入れたい。また、オーガニック食品も扱っているので、内側から綺麗を目指せる。
www.culpeper.co.uk

Neal’s Yard
1981年にロンドンでオープンして以来、ハーブやアロマテラピー、ホメオパシーやフラワー・エッセンスなどの自然療法を日常生活に浸透させてきたニールズ・ヤード。質の高さと安全性に対するこだわりは高く、業界で初めて化粧分野におけるオーガニック認定を取得したことでも有名だ。また現在では、自然療法についてのスクールも開講していて、店舗によってはセラピストによる本格的なトリートメントを受けることも出来る。
www.nealsyardremedies.com

Hilton Herbs
大切なペットの健康を願う人にとっての救世主的な存在が、1990年から動物専用のハーブ製品を製造している「ヒルトン・ハーブス」。現在、オーガニック製品を取り扱うショップに商品を置いているほか、オンライン・ショップで展開している。犬や鳥といったペットはもちろん、馬、牛、家禽類などを対象にした、ストレス緩和や整腸作用に優れたエサや、子犬用の離乳食、栄養補強剤、妊娠中の犬用のエサなどが豊富に揃っている。
www.hiltonherbs.com

 

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