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Mon, 23 December 2024
英国での新生活を応援!暮らしの基本ガイド

暖かな陽気に包まれる春は、日本と同様に英国でも「始まり」の季節。新天地での生活に、多くの人が期待と不安の入り混じった気持ちを抱えているのではないでしょうか。人生の新たなステージを準備万端で迎えるために、日本と英国の生活の違いや、英国での生活を応援する生活情報をお伝えします。

硬水ならではの悩み
英国の水事情
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ライムスケールに注意

英国はエリアで硬水の地域、軟水の地域に分かれています。スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなどは日本と同じ軟水、ロンドンを含むイングランドの大部分が硬水といわれています。そのためイングランドに住むと、水回りに生じる白い水垢(ライムスケール)が避けては通れない問題になります。その原因は、硬水に含まれるカルシウムとマグネシウム。イングランドの水道水にはこれらの成分が多く含まれるため、水回りには白い水垢が残り、放っておくと石灰状に固まってしまいます。こうした水垢の除去にはLimescale Removerのような名称でさまざまな商品が出回っているほか、お酢やクエン酸などを使った昔ながらの方法が知られています。

このように多量の水垢を見ると、水道水を飲んでも大丈夫なのか心配になるかもしれませんが、ライムスケール自体が健康に害を及ぼすことはありません。ただまれに、イングランドに来てすぐで体が硬水に慣れていない場合など、お腹が緩くなる人もいるそう。英国ではブリタ(Brita)社をはじめ、さまざまなポット型の簡易式浄水器が販売されているので、こうした商品を利用するのもいいでしょう。1~3か月ごとのカートリッジ交換が必要ですが、水道水内の塩素、鉛や銅、除草剤、農薬を除去するとうたっており、ライムスケールがポット内に溜まりにくくなることも確かです。

日本よりも強力?
英国の紫外線
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春から万全の対策を

英国の日差しが日本より強く感じられるのはなぜでしょうか。日光に含まれる紫外線は成層圏オゾン、空気分子、大気中の浮遊微粒子などの影響を受けるため、地上に届くころには弱まります。ただ英国は湿度が低いため、紫外線は水分の少ない空気の中で散乱されず、強いまま地上に届いてしまいます。夏の英国は日本よりも涼しい気候ですが、気温は紫外線レベル(UVI)とは無関係ということでしょう。

英国全土では春になると紫外線が増加し、6月下旬にピークに達します。UVIは太陽から放出される紫外線の国際標準尺度ですが、0~11+までの11段階に分かれており、イングランド南部やウェールズ南部ではピーク時に9になるときもあります。8~10は紫外線が「とても強い」ので普段以上の予防が必要です。また、明るくさわやかな4月下旬のUVIは、8月の晴れた日とほぼ同じ。紫外線は薄い雲を通過するので、それほど晴れていないと思っても注意が必要です。紫外線が特に強いといわれる12~14時は肌の露出を避け、日焼け止めを塗って帽子とサングラスを使いましょう。

 

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